パブリッシャーのPLAION(旧Koch Media)とデベロッパーのトイロジックは9月7日、基本プレイ無料のマルチプレイウォーゲーム『Warlander』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今後はコンソール機向けにも展開を見込んでいる。最大100人のプレイヤーが参加可能な、大規模のオンラインウォーゲームになるようだ。あわせて9月12日から、Steamにてオープンβテストの実施が告知されている。
『Warlander』は、中世ファンタジーの世界を舞台にしたマルチプレイヤーウォーゲームだ。プレイヤーは複数チームに分かれて戦闘や攻城戦に参加。各チームは敵チームの城内に攻め込み、コアを破壊することを目指す。プレイヤーはそれぞれ個性的なスキルを持つ戦士・僧侶・魔法使いの3つからクラスを選択する。キャラクターをカスタマイズし、複数のキャラクターから成るデッキを構築して戦いに挑むかたちだ。キャラクターはスキルや装備のほか、見た目も変更できるという。
ローンチ時には、「最大100人まで参加可能な5チーム戦」と「最大40人まで参加可能な2チーム戦」を実装するとのこと。気になるのは前者の5チーム戦。1チーム20人の複数の陣営が入り乱れて戦うことになるため、少人数チームのPvP戦や2チームに分かれて戦うゲームとは一味違ったゲームになりそうだ。
本作の開発を手がけるのは、国内の開発会社トイロジック。過去には最大30人まで参加可能なマルチプレイアクションゲーム『Happy Wars』をPC/Xbox One/Xbox 360向けに開発・リリースしている(現在はXbox One版のみサービス継続中)。基本プレイ無料のゲームとして、北米を中心に約1500万ダウンロードというヒットを記録したタイトルだ。そのほかにもトイロジックは、『NieR Replicant ver.1.22474487139…』や、3DS版『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』など、さまざまなタイトルの開発に携わった実績をもつ。今年冬には自社開発のCo-opシューターゲーム『グリッチバスターズ』のリリースが控えている。
『Warlander』正式発表に際して、トイロジックの代表取締役兼ゲームディレクターを務める岳洋一氏がコメントを寄せている。本作は開発当初より「初回プレイからプレイヤーがのめり込むくらい楽しい対戦アクション」を目指して制作されてきたという。挑戦しがいのある戦略性や戦闘のスリル、デッキ構築の楽しみなど、『Warlander』にはカジュアル層からコアゲーマーまで幅広く楽しめる要素が詰まっているとのことだ。
また本作のパブリッシングを手がけるPLAIONにてグローバルパートナーパブリッシングディレクターを務めるStephan Schmidt氏もコメント。同社にとって初の運営型タイトルである『Warlander』に、トイロジックとともに取り組んでいくことに、非常に興奮しているとのことだ。さらに、トイロジックの経験と技術力を高く評価しており、これまで各国のプレスから得た本作へのフィードバックが素晴らしい内容であったと述べている。
『Warlander』は発売日未定。9月12日より、Steamにてオープンβテストを実施予定だ。