SteamステルスホラーFPS『Gloomwood』早期アクセス配信開始されすぐさま「圧倒的に好評」評価獲得。攻略自由度の高さが好評

パブリッシャーのNew Blood Interactiveは9月6日、『Gloomwood』の早期アクセス配信を開始した。Steamユーザーレビューでは配信後1日足らずで「圧倒的に好評」のステータスを獲得しており、軽快な滑り出しを見せているようだ。

パブリッシャーのNew Blood Interactiveは9月6日、『Gloomwood』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamユーザーレビューでは配信後1日足らずで「圧倒的に好評」のステータスを獲得しており、軽快な滑り出しを見せているようだ。

『Gloomwood』は一人称視点のステルスホラーアクションだ。舞台となるのは、ヴィクトリアン調のとある都市。プレイヤーはこの街に連れ去られた医師として、脱出を目指す。なお、街は古代の呪いに侵食されており、異形と化した人間や怪物などを相手取ることになる。

複雑な都市などを舞台にする本作では、屋上や隠し通路といった自由なルート選びで攻略可能。ただし、街中には鋭い感覚でこちらを見つけ出してくる敵たちも徘徊しているため、こちらの灯りや音に気付かれないよう注意が必要だ。そして彼らの目をかいくぐり、時にはぶちのめしながらゲームを進めていく。

プレイヤーが使える武器としてはステッキの仕込み刀(Canesword)などの近接武器のほか、リボルバーやショットガンなどの銃器も登場。ビンなどを投げて敵を誘導する、といったステルス要素もあり。あらゆるものを利用しながら、夜の都市で生き残るのだ。


本作は日本時間9月6日に早期アクセス配信開始されたタイトルだ。Steamユーザーレビューにおいては配信から1日と経たずして、瞬く間に「圧倒的に好評」のステータスを獲得。現時点ではさらに多くのユーザーレビューが寄せられ、781件中95%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを維持している。

本作を手がけるのはロサンゼルスに拠点を置くデベロッパーDillon Rogers氏と、『DUSK』などの制作で知られるDavid Szymanski氏。本作は2020年時点で、開発に5年以上費やされていることが伝えられていた(関連記事)。なおこのたび配信された早期アクセス配信では、2020年に配信されたデモ版と比べてUIやステージに至るまで、多岐にわたる変化が見られる。ストアページによれば、デモ版プレイヤーのフィードバックを取り入れながら本作の開発は続いてきたそうだ。


長年の開発による丁寧な作り込み・完成度の高さが見られる点は、ユーザーレビューにおいても好評のようだ。中でも、攻略に対するアプローチが豊富な点は高い評価を受けている。戦闘時には水中や高所といった地形やステージ内の爆発物など、さまざまなものを利用可能。機転を利かせれば攻略を有利に進められる達成感が本作の持ち味といえそうだ。

なお本作は、ストアページ説明によると、90年代後半から2000年代初頭のサバイバルホラーやイマーシブシム(多彩な方法で攻略可能な作品)からの影響を受けているとされる。ユーザーレビューにおいても、本作を同様のジャンルの作品として根強い人気を誇る『Thief』シリーズになぞらえる声は多い。一方、弓などでの戦闘がメインとなった『Thief』シリーズに対して、銃器を扱える本作『Gloomwood』では戦闘の自由度が増しているとの意見も。過去の人気作のエッセンスを取り入れつつ現代向けに遊びやすい工夫がなされている点が、評価を受けているのだろう。なお公式Twitterアカウントや動画概要欄において、本作のSteamストアページリンクは「ThiefWithGuns」とされている。『Thief』シリーズに武器として銃を取り入れた点は本作の売りとも言えそうだ。


他方、Steamユーザーレビューにおいて「圧倒的に好評」のステータス獲得には、500件以上のユーザーレビューが必要となる。そのため、好評のタイトルといえども獲得に数日を要することもしばしばだ。わずか1日足らずでユーザーレビュー数を集めた理由としては、前評判の高さも関係していそうだ。本作は2020年~2022年にわたり3年連続で、6月に開催される「PC Gaming Show」に出展。毎年6月にSteamフォロワー数が急増しており、発売前にはフォロワー数は約1万5000人に達している(SteamDB)。David Szymanski氏は過去に人気タイトルを手がけてきたデベロッパーでもある。そうした点から発売前から大きな注目を集めていたことも、好調な滑り出しの一因だろう。

Image Credit: SteamDB


軽快なスタートを切った『Gloomwood』。ストアページによると本作の早期アクセス配信は1~2年を見込んでいるとのこと。今後もSteamフォーラムやDiscordでのフィードバックを受けて開発は続けられていくという。なお、現在定価19.99ドル(日本向け2050円)の価格は正式リリース時に29.99ドルになる予定とのこと。また9月20日までリリース記念セールとして、10%オフとなる1845円にて販売中だ。気になる人はお得なうちに購入しておくとよいだろう。

『Gloomwood』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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