JR東日本公式鉄道シム『JR東日本トレインシミュレータ』、早期アクセス版は2路線収録で980円に。Steamにて9月20日配信予定

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東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は9月6日、『JR東日本トレインシミュレータ(JR EAST Train Simulator)』の公式サイトを公開した。本作はPC(Steam)向けに、9月20日に早期アクセス配信開始予定。価格は税込980円となっている。本作は、9月2日の時点でSteamのストアページが公開されていたが、公式サイトの公開により改めて情報が発表された形だ。

『JR東日本トレインシミュレータ』は、JR東日本による公式の鉄道運転シミュレーターだ。本作でプレイヤーは、JR東日本の実在の路線を舞台に鉄道を走らせる。ゲームを開始すると車両ごとの計器や実写の背景など、運転席から見られる光景が画面上に広がる。プレイヤーは運転士として、路線上で鉄道を操作。次の駅に停車するまでの時間や駅停止範囲などを考慮しながら、JR東日本の路線で鉄道を走らせていく。

要素としては、路線と車両の選択や難易度などが用意されている。本作でプレイヤーは、ゲーム開始時に走行する路線と車両を選ぶ。早期アクセス版には、八高線(キハ110系)上り/高崎~群馬藤岡間と、京浜東北線(E233系1000番台)南行/大宮~南浦和間の2路線が収録。早期アクセス版では数駅程度の区間しか運転できないが、アップデートやDLCによって長距離の区間が運転できるようになるそうだ。また本作には操作ガイドと運転情報の有無、駅停止範囲が異なる3段階の難易度が用意されている。初級では駅停止範囲は5mとなっており、操作ガイドとHUDも表示されるなど、遊びやすいモードになっているようだ。

本作の特徴としては、実写の背景や走行音など、リアルな運転席での光景が挙げられるだろう。運転席の前方に映る風景と車両や線路から響く音は、JR東日本で実際の車両を用いて収録。実際の映像と音により、運転士と同じ目線で運転ができるという。また全面に並ぶ計器パネルも、実際の車両と同じように速度計などが表示され、車両の速度や操作に応じて動作する。計器パネルについては車両に応じて形状が変化するなど、公式ならではのリアルな体験が用意されているのだろう。また公式サイトには、運転台無表示や運転台簡易表示の画像も掲載されており、UIの表示を切り替えられるのかもしれない。

本作を開発しているのは、かつてコンソール/PC向けの鉄道シミュレーターを手がけていた音楽館だ。同社は現在業務用のシミュレーターを手がけており、本作はJR東日本の運転士が実際に訓練で使用する業務用の鉄道シミュレーターを活用して開発されているそうだ。また本作は、早期アクセスとして配信予定となっている。早期アクセス版には2路線がセットで収録されており、早期アクセスの期間は1か月から3か月程度。アップデートにより、運転できる路線が変更となり、外部コントローラーへの対応もおこなわれる。また本作では機能の追加にともない、正式リリース版では販売価格の変更も予定されている。

JR東日本トレインシミュレータ』は、PC(Steam)向けに9月20日早期アクセス配信予定。早期アクセス版は2路線がセットで、価格は税込980円。DLCとして追加の路線が販売予定とされている。またJRE MALLでは、業務用シミュレータを体験できるイベントが販売中。ホテルメトロポリタン(池袋)とホテルメトロポリタン丸の内では、「JR東日本トレインシミュレータ」が部屋で体験できるプランが販売されている。

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なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。