クトゥルフ漁業探検RPG『DREDGE』正式発表。風光明媚な島々に眠る遺物を集め、海底より現れる脅威に立ち向かう
デベロッパーのBlack Salt GamesとパブリッシャーのTeam 17は8月27日、漁業探検RPG『DREDGE』を正式に発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)、および海外PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。2023年のリリースを予定している。
『DREDGE』は、列島の海に秘められた謎を解き明かす漁業探検RPGだ。プレイヤーは小さな一隻の漁船を操作して、人里離れた諸島「The Marrows」を探検する。島の海にはさまざまな魚が生息しているほか、古代の遺物が多く眠っているという。漁に出て魚や遺物を回収し、島々を探検して海底に眠る秘密を解き明かすのがゲームの目的だ。
島の周辺には125種類にも及ぶ海洋生物が生息する。獲れた魚を島の住民に売ることで、船の改造に必要な資金を稼ぐ仕組みだ。漁で得た資金をもとに船を改造することで、より遠くの島や海を探索できるようになる。また漁では海底の遺物やお宝を回収できることもあり、こちらは住民からの依頼に関係しているようだ。船の積荷はグリッド状のインベントリウィンドウで管理され、アイテムや獲れた魚をすきまなく詰め込むパズル的要素にもなっている。
洋上には時間の概念があり、いつも同じ姿の海が広がっているとは限らない。夜の海は見通しが効かなくなり座礁の危険が高まるほか、霧の中には恐ろしい脅威が潜むという。トレイラーではこちらを見つめる一つ目の巨大魚や、天に向かって伸びるタコの足の如き触手が確認できる。時にはこれらの脅威に立ち向かい、危険な夜の海を進む必要がありそうだ。なお本作はいわゆる「クトゥルフ神話」をモチーフにしていることが示唆されている。
開発元のBlack Salt Gamesは本作を「cosmic horror」作品としているほか、本作のサウンドデザイナーであるDavid Mason氏はTwitterに本作の制作に関する写真を投稿した。写真に写っているのは録音機材と、クトゥルフの生みの親であるH.P.ラブクラフトの短編集だ。いかにも禍々しい装丁の本に添えて「不気味な信者が魔導書のページをめくる音」を録音していると、ユーモアを交えて述べている。
『DREDGE』は2023年発売予定。日本向けにはPC(Steam)にて配信予定だ。