苦手襲来シューティング『NeverAwake』Steamで9月28日配信へ。わさび・注射・犬、嫌いなものと戦う少女の悪夢
パブリッシャーのPhoenixxは8月25日、『NeverAwake』を9月28日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込1980円。また本作のPlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch版が2023年春に配信予定となっている。
『NeverAwake』は、少女が悪夢の中で嫌いなものと戦う、ステージ制のツインスティックSTGである。本作の主人公レムは、何らかの事情により眠り続けている少女だ。レムは夢の中で、嫌いなものの姿をしたモンスターたちと戦い続けていた。本作でプレイヤーは、少女レムを操作。レムの見ている悪夢の世界で、彼女の嫌いなものたちと戦うことになる。
悪夢の世界では、主人公レムの嫌いなものが怪物の姿で襲いかかってくる。プレイヤーは方向を指定できる射撃や無敵付きのダッシュ、回数制限があるものの強力な特殊攻撃などを使って、少女の嫌いなものたちを撃退。敵の落とすソウルを一定数集めると、ステージクリアとなる。体験版の範囲内においては、1ステージのプレイ時間は短く、敵の繰り出す弾幕も控えめ。強化状態でのリトライやオートエイム機能なども用意されており、普段あまりSTGを遊ばないプレイヤーでもしっかり遊べる内容になっていそうだ。
一方本作では、ステージ開始から一定時間が経過すると、ステージの最初の位置へ戻りループが進行する。素直にソウルを集めていればステージが易しいうちにクリアできるが、ソウルを集めずループを進行させていくと敵の攻撃が激化。ソウルを集めず敵を倒すことでハイスコアを目指したり、難しいステージに挑んだりなど、STGプレイヤー向けの遊びも用意されている。
また要素としては、レムを強化するアクセサリーや、特殊攻撃の特性を切り替えるウェポンなどが用意されている。アクセサリーとしては、時間経過によって特殊攻撃の回数を回復させるタイムリップ、ソウルがレムを避けて飛ぶソウルイヤプラグ、レムの防御力をアップさせるシールドリングなどが存在。装備するアクセサリーを切り替えることで、プレイスタイルにあわせてレムの性能をカスタマイズできるのだろう。
また本作では少女の嫌いなものたちが、手描きのグラフィックによってモンスター化している。たとえば体験版においては、わさびの怪物「WASABI MUSTARD」がボスとして登場。わさびの茎の部分に目玉が追加されており、弾幕と共に少女へ襲いかかってくる。わさび以外には、歯医者や注射、犬や学校のクラスメイトといった少女の嫌いなものが、モンスターとなって待ち受けているようだ。そのほかステージ数は80以上で、数十体のボスが存在。少女レムの物語は、プレイヤーのやりこみ具合に応じて結末が変化するマルチエンディングになっている。
本作を開発しているのは、国内のゲーム開発会社ネオトロだ。同社は過去作としては、STG『VRITRA』シリーズなどを開発。『VRITRA COMPLETE EDITION』では、Steamのユーザーレビュー27件中100%の好評を得てステータス「好評」を獲得している。過去作でレビュー件数は少ないながら100%の好評を得た開発手腕は、本作にも活かされていることだろう。
『NeverAwake』はPC(Steam)向けに、税込1980円で9月28日配信開始予定。Steamのストアページでは体験版も配信されている。また本作は2023年春に、PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch向けにも発売予定だ。