マイクロソフトが「Xbox Series X|Sの値上げ計画はない」と声明。PS5値上げの一方価格維持

 

マイクロソフトは8月26日、海外メディアに対しXbox Series X|Sを当面値上げしない方針を伝えた。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)によるPlayStation 5値上げの動きを受けて、方針を明かしたと見られる。


SIEは8月25日、PS5の希望小売価格引き上げを発表した。通常版は税込6万478円 、デジタル・エディションは税込4万9478円 での販売となり、いずれも以前より定価が5500円高くなった。SIEは値上げの理由について、「現在の世界的な経済環境を踏まえた、避けられない決断だった」との旨を伝えている。なお、PS5価格引き上げは日本含むアジア太平洋の一部の国・地域のほか、欧州、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、カナダなども対象。一方、米国は対象とならない様子だった(関連記事)。

そして8月26日、マイクロソフトは海外メディアWindows Centralに対して、「Xbox Series X|Sは現在価格を引き上げる計画はない」と明かした。米ドル・英ポンド・ユーロを含む通貨において、同機の希望小売価格を変更しないとの声明だ。同声明には、日本向けの小売価格に対する言及は含まれていない点には留意したい。しかしながら、マイクロソフトとして価格引き上げをおこなわない方針が示されたことは、消費者にとって安心材料だろう。

なお、もうひとつの人気コンソール機であるNintendo Switchについては、現状価格引き上げの予定はないようだ。任天堂代表取締役社長の古川俊太郎氏が8月11日、インタビューのなかで語っている(Nikkei Asia)。