邪教運営アクション『Cult of the Lamb』不具合&パフォーマンス大幅改善アプデ配信。進行不可や処理落ちなどにメス
Devolver Digitalは8月25日、『Cult of the Lamb』のNintendo Switch/PS4版向けに、最新アップデートを配信開始した。PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けにも、同様のアップデートが間もなく配信予定とのこと。また、24日にはPC向けにもアップデートが配信されている。それぞれのプラットフォームに合わせ、バグ修正やパフォーマンス改善を中心とした更新となっているようだ。
『Cult of the Lamb』は、カルト教団の運営とローグライトアクションを組み合わせた作品だ。本作の主人公となる子羊は一度生贄となり殺害されるも、邪神”待ち受けし者”に見出され復活。かわいい動物やクリーチャーいっぱいのカルト教団を運営することになる。
本作のゲームプレイは教団運営パートとアクションパートに分かれている。運営パートでは拠点拡充や、信者たちの祈りの力を集めて主人公の強化などを進める。アクションパートでは、ランダムに手に入る武器などを活用しダンジョンを攻略。“待ち受けし者”や主人公と敵対する邪神たちを倒していくのだ。キュートなアートスタイルと裏腹に、カルト教団らしい狂気じみたブラックユーモアが散りばめられた内容などで好評を博している作品だ。
今回PC/コンソール向けに配信されたアップデートでは、不具合修正やゲームシステム上“詰み”になってしまう状況を防ぐ対策が盛り込まれているようだ。また、コンソール向けにはパフォーマンス面の改善なども実装されている。
まず8月24日に配信されたPC版アップデート1.0.12では、ゲーム開始初期に起こりうる“詰み”状態が修正された。また、主人公がダンジョン内で蘇生した際に、敵が画面外から戻ってこなくなる問題も修正。ほかにも、「教化の際に設定した名前が反映されない」「拘束状態の信者が加齢で死なない」などの不具合が修正されたようだ。また、黄金の羊毛によるダメージボーナスの上限が200%となるバランス調整も盛り込まれている。さらなる詳細はパッチノートを参照してほしい。
そして8月25日に配信されたNintendo Switch/PS4版向けアップデートには、多くの不具合修正やパフォーマンス最適化などが盛り込まれている。まず、セーブやロードの際および、ダンジョン内でのパフォーマンスが改善されているとのこと。Pathfinding(経路探索)についての改善もなされたようだ。つまり、信者や敵などのNPCが移動する際に、より適切な経路を選ぶよう変更されたのだろう。また、ダンジョン内にて宝箱の中に入っている報酬も調整されたとのこと。また処理面についても、Nintendo Switch版でボス戦などで見られた重めの処理落ちが軽減されていることも実機で確認できた。
そして不具合修正としては、チュートリアルなどで発生するさまざまな“詰み”状態を防ぐ対応がなされたようだ。そして、教会に6人しか信者が入れなかった問題が修正。ほかにも「信者が消える」「信者クエストが直ちに失敗する」など信者関係の不具合にメスが入っているようだ。ほかには、カタツムリの殻やクモ糸がドロップしない問題が修正。セーブデータが破損する問題についても修正されたという。同様のアップデートがPS5/Xbox One/Xbox Series X|S版向けにも間もなく実装予定とのこと。詳細なパッチノートは、本作公式Discordで公開されている。現在公式サイトの方でもパッチノートを掲載準備中とのことだ。
『Cult of the Lamb』はユーザーから好評を博す一方で、バグの多さやゲームバランスについての指摘の声もあがっていた。PC版とコンソール版に分けた細やかなサポートが、今後も継続されることを期待したいところだ。
『Cult of the Lamb』は、PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中だ。