HoYoverseは8月24日、『原神』にてVer.3.0「黎明を告げる千の薔薇」を配信開始した。同アップデートでは、新地域スメールや新キャラクターなどが登場。また、鉱石の木材への変転機能や釣りのサポート機能など、細かな改善も実施されている。
『原神』は、中国のゲーム開発会社miHoYoが手がけるオープンワールドアクションRPGだ。プレイヤーは旅人となって、テイワットと呼ばれる世界を冒険。7つの元素やキャラクターごとの元素スキル/元素爆発などを活用し、敵と戦いを繰り広げてきた。8月24日に配信されたVer.3.0「黎明を告げる千の薔薇」では、モンド/璃月/稲妻に続く4番目の地域「スメール」が登場。あわせて草元素のプレイアブル化や新たな元素反応の追加など多数のコンテンツが導入されており、密林と砂漠のスメールを舞台に、旅人たちを新たな冒険が待ち受けている。一方そうした大きなアップデート以外に、Ver.3.0では細かな要素も追加されている。
まず、調度品製作画面に木材変転機能が追加された。 塵歌壺内の調度品製作画面内に、新たに木材変換のタブが登場し、余っている鉱石を木材へ変えられるようになっている。変換対象の鉱石は、鉄の塊/白鉄の塊/水晶の塊/魔晶の塊/紫水晶の塊など少なくとも5種類。変換先は、樺材/萃華材/松材/却砂材/竹材/垂香材/杉材/夢見材/孔雀材/御伽材の10種類となっており、変転機能によって週ごとに各木材を50個入手できる。レートは鉱石ごとに異なっており、水晶の塊なら1個で木材1個に変換できるが、白鉄の塊なら2個で木材1個への変換となっている。
『原神』における木材は、一部任務(クエスト)やハウジング要素「塵歌壺」の調度品の制作に使用する材料だ。フィールド上に生えた木を攻撃すると、攻撃した木の種類に応じて木材が入手できる。ただし一部の木材は取れる場所が限定的。1本の木から一度に取れる数も限られており、数を集めるには時間と手間が必要だった。50個の制限があるとはいえ、探索派遣によって入手が容易な鉱石からの変転機能が追加されたことで、木材の調達が楽になったわけだ。変転関連では、「中央大陸の原型」の追加にあわせて原型の変換機能も登場。異夢の触媒を使用すると、中央大陸の原型を、同じ武器タイプの北陸の原型に。北陸の原型を、同じ武器タイプの中央大陸の原型に変換できる。
またアチーブメントの画面には検索機能が追加されている。『原神』におけるアチーブメントは、特定の行動をとった際に獲得できる実績のこと。報酬として少量の原石も用意されている。現在『原神』には大量のアチーブメントが用意されており、ゲーム内から特性のアチーブメントを探すのは難しかったが、検索機能によって実績の確認が簡単になっている。
そのほか今回のアップデートでは、各地の釣り協会に便利アイテム「釣り糸安定装置」が追加された。釣り糸安定装置は、特定の魚を釣り上げる際に、過去にその魚を釣った数に応じて、さまざまなアシスト効果が発動するアイテムだ。具体的には、釣り中にゲージを有効区間に収められている時、釣りの進捗状況の進行量がアップ。さらにアシスト効果が最大限発揮されている場合には、釣り中に表示されるゲージがどこにあっても釣りの進捗状況が上がるようになるという。同一の魚を大量に釣る際などには、かなり釣りが楽になりそうだ。パッチノートの全文についてはHoYoLAB内の投稿を確認してほしい。
『原神』はPlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中。Ver.3.0「黎明を告げる千の薔薇」は8月24日より配信中だ。