パブリッシャーのCI Gamesは8月24日、ダークファンタジーRPG『The Lords of the Fallen』(以下、『TLotF』)を正式発表した。開発はCI Games傘下のHexworksで、2023年の発売を予定。本作は2014年にリリースされ、90万本の売上を達成した『Lord of the Fallen』(以下、『LotF』)の続編にあたる。
『TLotF』は、ダークファンタジーの世界観を持つアクションRPG。2014年にPS4向けにリリースされた『LotF』は、『ダークソウル』などの影響を受けたいわゆるソウルライクゲームだった。今回の続編では新たに「The」を冠したタイトルになっている。前作より広大なマップや新規要素に加えて、ゲームエンジンのUnreal Engine 5を採用。パワフルなPCや次世代機でのプレイを見込んだ、リッチなビジュアルを目指しているものと思われる。
舞台となるのは、前作から数千年の時が流れ、邪悪な神「Adyr」が復活しようとしている世界。プレイヤーは伝説のダーククルセイダーとして、生者と死者の2つの世界を旅することになる。本作の新規要素として、オンラインでのマルチプレイに対応。ほかのプレイヤーのシングルプレイに参加して共闘することも、敵対することも可能だ。クラスは9種類から選択でき、騎士やならず者といった定番のものに加えて「Fire Apprentice」(炎魔法の見習い)なるクラスも登場。前作の約5倍以上という広大なマップを探索することになる。
前作にあたる『LotF』は、2014年にPCおよび海外PS4/Xbox One向けに発売され、90万本の売上を達成した作品だ。こちらはCI GamesとDeck13の共同開発だったが、続編にあたる本作『TLotF』は開発をCI Games傘下のHexworksが担当。前作と異なるデベロッパーが開発を担うかたちだ。ちなみにCI GamesとDeck13の間では過去に『LotF』の開発におけるトラブルがあったものと思われ、法的紛争を経て和解している。以前より『Lord of the Fallen 2』の開発が進められていることが報告されていたが、同作が改題され『The Lords of the Fallen』になったようである。
また今回の発表にあわせて、前作『Lord of the Fallen』はSteamにて『Lords Of The Fallen™ 2014』へとタイトルが変更された。新たに2014年版の作品であることが明記されたほか、商標登録されたタイトルであることを示すトレードマークの表示を追加し、大文字・小文字の表記を変更したかたちだ。些細な変更ではあるが、今回発表された『The Lord of the Fallen』が続編でありながら、新しく「The」を冠した異なるタイトルになっている件と関係があるかもしれない。
『The Lords of the Fallen』は2023年発売予定。対応予定プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。