『FF14』パッチ6.2「禁断の記憶」パッチノート本日公開。多数の新規コンテンツのほか、“零式準備期間”やジョブ調整意図の公開など新たな試みも
スクウェア・エニックスは8月23日、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)のパッチ6.2「禁断の記憶」のパッチノートを公開した。新たなコンテンツが多数実装されるほか、これまでの『FF14』とは異なる実験的な試みもいくつか実施されている。
新コンテンツとしては、新たなメインクエストやスローライフ系コンテンツ「無人島開拓」、8人コンテンツ「万魔殿パンデモニウム:煉獄編」が追加される。なお、パッチ6.2では実験的な試みとして、高難易度のバトルコンテンツである「万魔殿パンデモニウム零式:煉獄編」が1週間遅れての実装となる。
いわゆる“偶数パッチ”に追加される高難易度コンテンツである零式は、これまでパッチリリースと同時に実装され、猛者たちが我先にと攻略に挑んできた。しかし、高難易度版である零式はストーリーのあるノーマル版をクリアしないと挑戦できないことから、「いちはやくバトルに挑戦するとなると物語をゆっくり楽しむことができない」というフィードバックも寄せられていた。
今回の零式となる「万魔殿パンデモニウム零式:煉獄編」はそうした声を受けて、パッチリリースから1週間遅れての実装となる。新たな装備を獲得できる週制限トークンや製作装備は通常どおりパッチリリースと同時実装となるため、零式に挑むプレイヤーには1週間の準備期間が与えられるかたち。「万魔殿パンデモニウム零式:煉獄編」は8月30日19時ごろに開放される予定だ。挑戦予定のプレイヤーは、1週間じっくりと準備を進めておこう。
ジョブ調整関連では、ロール内の火力バランスの調整をメインに実施されている。PvEにおいて調整により火力が引き上げられたのは、ナイト、戦士、侍、リーパーの4ジョブだ。そのほか威力調整があったジョブは、サブステータスの計算式変更に伴ってのバランス調整となる。ロール内で比較して火力面で輝けなかったジョブが数値面で調整されている。暗黒騎士の「影身具現」と機工士の「オートマトン・クイーン」は挙動が調整され、複数体の敵を相手取ったときのターゲッティングが明確になるようだ。そのほかにも多数のジョブで細かな調整が実施されている。また、新たなPvPシリーズが開始するのに伴い、PvPアクションについても調整が実施されている。
ジョブ調整についても、本パッチから新たな試みがなされている。ジョブガイドの下部に調整の意図が掲載されるようになったのだ。『FF14』のジョブ調整はプレイヤーの意見が割れることも多く、日々、公式フォーラムで侃々諤々の議論がおこなわれている。中には議論がヒートアップし、開発スタッフに宛てて強い言葉が投げかけられる場面も散見されていた。吉田Pは「第72回プロデューサーレターLIVE」にてこれらは開発側の調整の意図が伝わっていないことで発生していると話しており、パッチ6.2からはジョブ調整がどのような意図でなされたものなのか記載されるようになる。
なお、PvEの調整内容についてはこちらから、PvPの調整内容についてはこちらから詳細を知ることができるので、気になる方はご一読いただきたい。
『FF14』パッチ6.2は本日8月23日にリリースされ、19時ごろにメンテナンスが終了する予定だ。15時からはプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏とグローバルコミュニティプロデューサーの室内俊夫氏によるパッチノート朗読会も実施される。パッチ恒例の配信で、吉田氏自らが注目ポイントや補足情報を交えながらアップデート項目を紹介していくとのことだ。パッチまでの時間を持て余しているプレイヤーは覗いてみよう。パッチノート全文はこちらをお読みいただきたい。
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