『エルデンリング』の強敵マレニア、レベル1の片手プレイで倒される。マレニア以外もほとんど倒される

『エルデンリング』における“強ボス”の一角とされるマレニアが、特殊な制限プレイのなかで打倒され話題となっている。とあるストリーマーが、キャラクターのレベルを1に留めたまま、片手操作にてマレニアを倒したというのだ。

『エルデンリング』における“強ボス”の一角とされるマレニアが、特殊な制限プレイのなかで打倒され話題となっている。とあるストリーマーが、キャラクターのレベルを1に留めたまま、コントローラーを片手操作してマレニアを倒したというのだ。そしてこのチャレンジを成功させた者は、マレニアのみならず多くのボスさえも、すでに手にかけていたようだ。なお、本稿にはマレニア以外の本作隠しボス名称なども含まれるため、留意してほしい。


『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけたアクションRPG。本作は『ダークソウル』シリーズなど同スタジオ過去作のゲームプレイを色濃く受け継ぎつつ、広大なオープンワールドに舞台を移すなど、多くの新要素も盛り込んだ新作となっている。過去作と同じく戦闘については手強い調整となっており、特にボス戦闘ではその傾向が顕著。なかでも「ミケラの刃、マレニア」は“強ボス”として頻繁に話題にのぼる存在だ。「不具合によるマレニア強化でプレイヤーから悲鳴があがる」「マレニアをほぼ全裸の壺頭で倒す協力プレイヤーが大人気になる」など、本作最高峰のボスのひとりとしてやや特別な立ち位置にあるキャラだ(関連記事1関連記事2)。

そんなマレニアを、キャラレベル1のまま、片手操作で倒すチャレンジが達成されたようだ。挑戦したのは、ストリーマーのMikkaa氏。Twitchにて柴犬のYoshiと共に、ゲームプレイ実況活動をしている。Mikkaa氏のマレニア撃破映像には、実際に片手でDualSenseコントローラーを操る様子も映し出されている。同氏は右手に靴下のようなものを装着。コントローラーに左手を被せるようにして、巧みに各入力をこなしているようだ。

スティックについては手のひらを使って動かし、回避操作などが存在する右側4ボタンについては親指を駆使。攻撃は小指などを使って、コントローラー上部のボタンを入力して実行している。どうやら、本作の基本設定から特別な変更などはしていないようだ。また、重要なのはキャラレベル1でこの戦闘に挑んでいる点だ。つまり、もっとも初期ステータスの低い素性「素寒貧」で開始し、以降レベル上昇でのキャラクター強化はしていないことになる。武器や聖杯瓶などの強化や、防御力上昇手段は利用しているものの、体力最大値は頭打ち。攻撃によっては1発は耐えられても、2発喰らえばまず即敗北の縛りとなるわけだ。

しかし、事もなげに片手でマレニアをいなすMikkaa氏を見ていると、「実はそこまで難しくないのでは?」との印象も受ける。そこで、筆者もDualSenseを使用して片手でマレニアに挑んでみた。しかし数分間で6回の挑戦を重ねた末に断念した。瞬殺されたのである。いつも右手が担当している回避が左手に回るのは予想以上の違和感。アイテムの使用などもぎこちなくなる。さらなる問題は、物理的に指が攣りそうになる点だ。片手プレイとレベル1の縛りがあるなかMikkaa氏がマレニアと渡り合えたのは、同氏が修練を重ねたゆえだろう。

Mikkaa氏はいきなり片手でマレニアを倒したわけではない。実をいえば、同氏はすでに本作のボスのほとんどを、レベル1の片手プレイで制しているのだ。序盤の関門マルギットをはじめとして、レナラやライカード、ラダーンなどの主要ボスや中ボス群を打倒。その戦闘難易度が取り沙汰されがちなボス「神肌のふたり」も片手操作のもとに下している。その以前には、「追憶をドロップする全ボスをレベル1で倒す」「追憶をドロップする全ボスを死なずに倒す」などのチャレンジを完走している。つまり、Mikkaa氏は繰り返しの修練を積んだ末に、片手プレイという新たな挑戦に挑んでいたわけだ。よほど『エルデンリング』が好きなのだろう。

マレニアを下したMikkaa氏は、続けてマリケスやプラキドサクス、ゴッドフレイなども下している。同氏の最後の配信を確認する限りでは、残すは一連の最終ボスだけのようだ。想像しただけで指が攣りそうになるものの、Mikkaa氏はきっと打倒することだろう。また、一連のチャレンジ配信では、集中するためかMikkaa氏の愛犬であるYoshiの姿がほぼ見られなかった。愛らしい柴犬を好き放題させながらの『エルデンリング』チャレンジなども、今後期待したいところだ。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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