おバカな中世写本バトル『Inkulinati』今冬早期アクセス配信へ。描いた動物たちで戦略バトル、尻で吹くトランペットが唸りをあげる

パブリッシャーのDaedalic Entertainmentは8月18日、『Inkulinati』を2022年冬に早期アクセス配信開始すると発表した。中世の本のページ上にさまざまな動物を描いて召喚し、戦闘を繰り広げるストラテジーゲームだ。

パブリッシャーのDaedalic Entertainmentは8月18日、『Inkulinati』を2022年冬に早期アクセス配信開始すると発表した。早期アクセスはSteamおよびXbox向けに配信予定で、正式リリース後の対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)およびXbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。Xbox Game Passでも提供予定だ。Steamストアページおよび公式サイトによると、日本語表示にも対応予定とのこと。

『Inkulinati』は中世の本を舞台にしたストラテジーゲーム。プレイヤーは本のページ上にさまざまな動物を描いて召喚し、戦闘を繰り広げる。ユーモア溢れる動物たちが描かれ、それら実際の中世の本の絵をモチーフにしているとのことだ。シングルプレイキャンペーンのほか、対人戦モードなども用意されているという。

シングルプレイキャンペーンでは、死神やダンテ・アリギエーリといった中世において人気のあったモチーフが登場。いわゆる“当時の人気キャラ”相手に戦いを繰り広げるという。なお、タイトルである『Inkulinati』は、秘密結社とされるイルミナティとインクを組み合わせた造語とのこと。キャンペーンでは『Inkulinati』を巡る謎に迫るストーリーが展開するそうだ。


プレイヤーと対戦相手は、中世の本のページ上にさまざまな動物を描いて召喚。魔法のインクにより動きはじめた動物たちを操作して、戦いを繰り広げる。動物たちは攻撃のほか、ステータス上昇といったスキルの使用も可能。また動物たちの操作だけでなく、ステージ内に障害物を描いて防壁を作ったり、火薬壺のようなオブジェクトを爆破したりできるようだ。

そのほか、プレイヤーの“手”で敵部隊を直接攻撃することも可能だという。一方、対戦相手もそうした戦法を取ることができるとのこと。カオスな戦場が描かれることになりそうだ。なお、戦いの模様を未来に伝えるべく、ページ内には文章が自動生成されていくとのことだ。

描くことのできる動物は多種多様。剣を振るうウサギや、異端者と戦うネコの司教、お尻でトランペットを吹くロバなどが登場するという。それぞれが強みや弱み、独自のスキルを有しているとのこと。プレイヤーはゲームを進めることで、新たな動物の描き方をアンロック可能なようだ。


本作を手がけるのはポーランドに拠点を置くYaza Games。公式サイトでは、本作がインスピレーションを得た作品のひとつとして、12世紀ごろのフランスの写本であるBréviaire de Renaud de Barが挙げられている。剣をもつ動物のほか、おならやお尻といったユーモアも、中世の写本をもとにしているそうだ。当時の人々も我々同様、“おバカなミーム”を愛していた様子。公式サイトは、そうした一例としてBonnaconをGoogle検索してほしいと伝えている。

『Inkulinati』はPC(Steam)およびXbox向けに今冬早期アクセス配信予定。正式リリース後の対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)およびXbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switchとなる見込み。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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