ゲーム実況者ガッチマン氏が監修したホラーゲーム8月17日昼頃配信へ。『クロックタワー』系のスラッシャーホラー


国内のゲーム実況者ガッチマンさんは8月14日、『葬回診』を8月17日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはiOS/Androidで、通常価格は490円。具体的な時間としては、お昼ごろの配信となるという。なお本情報は、ガッチマンさんによる放送「ガッチマン監修ホラーゲーム『葬回診』発表会」内で発表されたものだ。

『葬回診』は、ホラーゲームを中心に活動するゲーム実況者ガッチマン氏が監修を務める、スラッシャーホラーゲームである。本作の舞台は、不気味な廃病院。主人公のアカリは、中学生の少女だ。アカリには、2歳年上の兄ヒロキがいた。ある時ヒロキに何かが起こり、アカリが兄を探して廃病院に迷い込むと、院内にはナタを手にした医者が徘徊していた。主人公アカリは、兄を探して廃病院内を探索しながら、脱出を目指すことになる。


アカリは非力な中学生の少女であるため、病院内を徘徊する不気味な存在と直接戦うことはできない。そこでアカリは物陰やトイレの中など、敵から身を隠しながら病院内の探索を進めるようだ。ただし、本作では何度も同じ場所に隠れていると、危険があるという。不気味な廃病院内に、絶対安全な場所は存在しないのだろう。また本作には各チャプターごとに、チャプターリミットという制限時間が用意されている。時間制限が表示されていることで、ゲームプレイに緊張感がもたらされているのだろう。

要素としては、追ってくる敵以外にも、複数の敵が存在。本作には理不尽な死があるものの回避方法があるほか、死の直前からすぐやり直せるなど、ゲーム全体としては親切設計になっているそうだ。プレイ時間は1時間から2時間程度。いくつかのエンディングも用意されている。また、今回配信されるのは脱出編であり、今後無料アップデート(での拡張)が予定されているそうだ。なおガッチマンさんからは、『クロックタワー』系のゲームとも説明されている。本作では同シリーズのようなシステムや恐怖体験が待ち受けているのだろう。

ガッチマンさんは、2009年頃より活動を開始し、ホラーゲームを中心としてゲーム実況を投稿している、国内のゲーム実況者である。近年では3Dアバターを用いたガッチマンVとして、VTuberとしても活動しており、ますます活動の幅を広げている。本作『葬回診』では、そんなガッチマンさんが監修として制作に関わっているわけだ。

本作ではガッチマンさん以外には、シナリオ/ドット絵/プログラムを吉田氏(長靴をはいた猫氏)、コンセプトアートをモゲラッタ氏、ディレクションをホリP氏が担当し、開発が進められてきた。放送内のコメントによればガッチマンさんは、2年ぐらい前に「ゲームを作りましょう」と声をかけられ、何も決まっていない状態からゲーム開発に参加。当初は3か月ぐらいでリリースされる予定だったが、制作が長引いた結果、2年間の開発が続けられてきたそうだ。

ガッチマンさんがかなり(深く)制作に関わっているといい、理不尽な死や隠れる際の仕様など、ガッチマンさんのアイデアによりブラッシュアップされていった部分も多いという。また本作は、ガッチマンさんの多くの方に楽しんでほしいという要望をもとに作られており、ホラーゲーム好き以外にも幅広く遊んでもらえるような内容を目指して開発されているそうだ。

『葬回診』は、8月17日にiOS/Android向けとして配信開始予定だ。価格は490円。具体的な配信時間としては、昼頃に配信予定となっている。