東方Project新作『バレットフィリア達の闇市場 〜 100th Black Market.』Steam版が突如配信開始。アビリティカードを使った弾幕STG
上海アリス幻樂団は8月14日、『バレットフィリア達の闇市場 〜 100th Black Market.』Steam版を配信開始した。価格は税込1540円。本作のSteam版については、Steamストアページが公開されていたが、配信日は近日予定とされていた。コミックマーケット100での頒布と同日の、サプライズ配信となる。
『バレットフィリア達の闇市場 〜 100th Black Market.』は、アビリティカードを駆使して弾幕に挑む、弾幕STG。上海アリス幻樂団による東方Projectの第18.5弾で、『東方虹龍洞 ~ Unconnected Marketeers.』の後日談となる。本作の幻想郷では、アビリティカードにまつわる異変の後、カードは陳腐化し、効力を失っていくと考えられていた。しかし現実には闇市場が開かれ、アビリティカードは大量に追加されている。異変は解決したはずなのに、誰がアビリティカードを増やしているのか。霧雨魔理沙は単独で、闇市場での調査とカードの蒐集に挑んでいく。
魔理沙は、闇市場で弾幕ごっことカード蒐集を繰り返しながら、異変の調査を進めていく。闇市場では弾貨と呼ばれる、弾幕から生み出される通貨によって、アビリティカードが取引されている。魔理沙は、敵の繰り出す弾幕に対して、一定時間その場に残る魔法陣を活用することで、弾貨を生成可能。魔法陣の範囲内に敵弾をとらえるか、魔法陣が展開できる状態で魔理沙自身が弾にかすることで弾貨が発生する。敵の弾幕を効率よく魔法陣にあてると、大量の弾貨が手に入るわけだ。
集めた弾貨は、闇市場でアビリティカードと取引できる。本作のステージでは、WAVE単位でやってくる敵の集団をやり過ごす度に、闇市場が開かれる。魔法陣での敵弾破壊を可能とするフランのカードや、メインショットの本数が増える鈴瑚のカードなど、闇市場で販売されているカードを購入して魔理沙を強化。WAVEの突破と弾貨の稼ぎ、闇市場でのカード購入を繰り返して、ステージ攻略を目指していく。
ステージが終わると弾貨はなくなってしまうが、敵から入手した弾貨とは異なるお金は、ステージ外に持ち帰れる。ステージ攻略の間には、真っ当なカード市場からお金を使って初期装備のアビリティカードが購入可能。また本作では、アーケードスタイルの1面から順番にステージを攻略するゲーム形式ではなく、攻略するステージを選んで遊ぶ形式が採用されている。ステージを繰り返し遊び、お金を稼いで装備を充実させることで、ゲーム全体を攻略するのだろう。アビリティカードが存在する点は同じであるものの、前作『東方虹龍洞』よりも強くなったランダム要素と、選択のゲームプレイが展開されている。1ステージあたりのプレイ時間は短く、ボムの代わりに魔法陣を使用する点も特徴だろう。なお本作は、2022年8月13日と14日に開催された、第100回目のコミックマーケットを記念して制作されたそうだ。
『バレットフィリア達の闇市場 〜 100th Black Market.』Steam版は、税込1540円で配信中。本作は、PC向けのパッケージ版がコミックマーケット100内にて8月14日に頒布されたほか、ダウンロード版がDMM GAMESおよびDLSite、パッケージ版が同人系ショップで販売予定となっている。