パブリッシャーのPLAIONは8月10日、『セインツロウ』のゲームプレイ概要トレイラーを公開した。8月23日に発売を控えている本作の世界観やシステムを紹介する内容となっている。
『セインツロウ』は、世界累計販売本数3000万本を誇るオープンワールドクライムアクション『セインツロウ』シリーズのリブートとなる最新作だ。アメリカ南西部に位置する架空の街サント・イレソを舞台に、主人公が犯罪組織・セインツのボスとして成り上がっていく。
本トレイラーでは、主人公がなぜこのような状況に陥ったのかというところから紹介されている。主人公が組織を立ち上げ、その拡大のために抗争や銀行強盗といった犯罪行為を繰り広げていくようだ。そんなセインツの前には、大きな3つの組織が立ちはだかる。
セルジオが率いるギャング、ロス・パンテロスは密輸業を営んでおり、セインツのビジネスにも対立してくる。登場する3つの組織の中で、もっとも正統派なギャング組織だろう。2つ目はアナーキズム思想を持ったカルト集団・アイドルズ。彼らはアナーキズム思想のために犯罪に手を染めている、ロス・パンテロスとはまた異なる集団だ。ザ・コレクティブという覆面の6人が首謀者で、アイドルズの下位メンバーたちを支配している。最後の1つはアティカスが率いるマーシャル。民間軍事会社として世界中のクライアントに最新兵器や私設軍隊を送り込んでいる。その一方でサント・イレソの治安維持という名目で、力で街を支配しようとしている組織だ。この3組織以外にも、サント・イレソ辺境の砂漠には何らかの集団が存在している模様だ。
これらの手強い敵対組織に主人公が立ち向かうことになる。しかし、主人公にも心強い仲間たちがいる。イーライ、ニーナ、ケビンの3人だ。彼らと共にセインツとして抗争を繰り返し、支配区域を広げていく。ほかにも主人公にナイフを向ける殺し屋・ナワリが紹介されているが、彼が敵か味方か、今はまだ謎のままだ。
そのほか、トレイラー内ではセインツの拠点となるHQや、支配した街にカモフラージュとなるフロント企業を用意して活動資金を稼ぐ「シノギ」も紹介されている。その資金を使って主人公のカスタマイズをおこなうことができ、そのバラエティの豊かさは先に報じたとおりだ(関連記事)。今回のトレイラーからもその片鱗が見られる。また、主人公の相棒となる武器にもそのカスタマイズ性は反映されており、見た目の変更はもちろん、性能のアップグレードまで可能となっている。
さらにバイクや車といったビークルの種類も豊富で、それらにもカスタマイズ要素が存在するようだ。ビークル自体にさまざまなメーカーやモデル、ボディカラーやパターンが存在。そして、カスタムパーツにはエアロパーツのほか、刃物の付いたホイールもあるようで、攻撃性むき出しのカスタムカーでカーチェイスを繰り広げることができる模様だ。
マフィア同士のシリアスな抗争を描きつつも、デザインやジョークセンスといった『セインツロウ』シリーズらしい色がしっかりと感じられるトレイラーではないだろうか。メインストーリーだけではなく、随所に盛り込まれた遊び要素まで楽しめそうな一作だろう。
『セインツロウ』はPC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに8月23日発売予定だ。