『ヘブンバーンズレッド』Steam版8月10日配信へ。麻枝准氏が描く、少女たちの日常と最上の切なさ

Wright Flyer Studiosは8月4日、『ヘブンバーンズレッド』PC(Steam)版を8月10日に配信開始すると発表した。『ヘブンバーンズレッド』は、Wright Flyer StudiosとKeyが企画・制作、麻枝准氏がメインシナリオを手がけるRPGだ。

Wright Flyer Studiosは8月4日、『ヘブンバーンズレッド』PC(Steam)版を8月10日に配信開始すると発表した。日本国内向けの配信となっており、スマートフォン版とのデータ連携や4K解像度に対応している。

『ヘブンバーンズレッド』は、Wright Flyer StudiosとKeyが企画・制作、麻枝准氏がメインシナリオを手がけるRPGだ。本作の舞台となる地球では、キャンサーと呼ばれる謎の生命体の襲撃により、人類が窮地に陥っていた。キャンサーには、人類がこれまで開発してきた兵器が通用しない。攻撃が通らないために、人類はキャンサーに敗北。多くの土地がキャンサーの支配下へ落ち、さまざまな国が戦いにより消えていった。

そうした中、人類は新兵器セラフの開発に成功する。何かしらの才能を持った少女にしか扱えないという難点があるものの、セラフにはキャンサーに効果的な打撃を与える力が備わっていた。人類は、セラフを操れる少女たちを集め、新たにセラフ部隊を結成。人類存亡を賭けた少女たちの戦いが始まろうとしていた。本作の主人公・茅森月歌は、解散した伝説的なロックバンド「She is Legend」で作詞作曲とギター&ボーカルを務めていた、天才ボーカリストである。第31A部隊の部隊長となった彼女も、キャンサーとの戦いに身を投じることとなる。


茅森月歌を始めとしたセラフを操る少女たちの戦いは、ターン制のコマンドバトルで描かれる。通常攻撃やクールタイム付きのスキルを使用して、キャンサーとの戦闘を展開。6人パーティー中3人の前衛を適宜入れ替えながら、バフや回復、強力な攻撃で敵を打ち倒せば、勝利となる。

要素としては、キャラクターのスタイルが手に入るいわゆるガチャ要素や、フィールド上を探索するようなシーンなどが存在。ゲーム内の一部では、アプリを閉じている間でもオートで周回が続くシステムが採用されている。また本作のメインシナリオは、国内のブランドKeyで『CLANNAD』や『リトルバスターズ!』といった作品を手がけてきた麻枝准氏が担当している。00年代の美少女ゲームを思わせるコメディパートや心を揺れ動かすストーリーなど、麻枝准氏らしいシナリオも本作の特徴だろう。


本作は2022年2月10日に、iOS/Android向けとして配信開始された作品だ。8月10日に配信開始予定のPC(Steam)版では、4K解像度での画面表示が可能。スマートフォン版とのデータ連携にも対応しており、外ではスマートフォン、家ではPCで遊ぶといった遊び方もできるようだ。ゲームデータの連携が可能な点から察するに、Steam版にはスマートフォン版と共通のコンテンツが提供されるのだろう。なお、異なるプラットフォーム間でデータを引き継いだ場合、有償クォーツは移行できず、元のプラットフォームに有償クォーツは残される。iOS/Androidで課金して入手した有償クォーツは、Steam版にもってくることはできないわけだ。

ヘブンバーンズレッド』PC(Steam)版は8月10日に配信開始予定。『ヘブンバーンズレッド』では8月10日より、ハーフアニバーサリー記念ログインボーナスや、夏イベント「夏だ!水着だ!トロピカル祭りだ!」の開催も予定されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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