プロレスゲーム『AEW: Fight Forever』発表。ユークスが手がけるAEW公式ライセンスゲーム
THQ Nordicは8月3日、『AEW: Fight Forever』を発表した。対応プラットフォームはPCおよびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。
『AEW: Fight Forever』はプロレスリングを題材にしたアクションゲームだ。米国に拠点を置くプロレス団体「All Elite Wrestling(以下、AEW)」のライセンスのもと作られるゲーム作品となる。同団体には、かつて新日本プロレスに在籍していたケニー・オメガ選手、ランス・アーチャー選手などが所属。そのほか、CM Punk選手やクリス・ジェリコ選手、ジョン・モクスリー選手など、同じく米国のプロレス団体であるWWE出身の人気選手も数多く在籍している。
ゲームモードとしては、キャリアモードの存在が明かされている。AEWの選手として、プロレスラー生活を満喫できるモードとなるようだ。プレイヤーはオリジナル選手を作成可能。AEWの選手として、イベントスケジュール上の試合やストーリーに登場させることができるという。また、試合の勝利や特定の目的の達成で、レスラーのステータスを強化するポイントが獲得可能とのことだ。さらに、レスラーたちの服装やアクション、入場など、幅広いカスタマイズが可能だという。
試合形式も数多く存在。シングルマッチ、タッグチーム、3ウェイ、4ウェイのほか、ラダー・マッチや有刺鉄線デスマッチなど、過激で変則的な試合も可能だという。また、オンラインCO-OPも可能。チームワークを活かしたタッグマッチを、シンプルな操作で楽しめるようだ。
本作を手がけるのは株式会社ユークス。『エキサイティングプロレス』や『WWE 2K』シリーズなど国内外の人気プロレスゲームシリーズを数多く手がけてきたゲーム開発会社だ。本作『AEW: Fight Forever』においても、同社の手腕が遺憾なく発揮されることだろう。なお、AEWの公式新作ゲームをユークスが手がけることは、2020年に明かされていた。そして、このたび本作がベールを脱ぎ、正式発表されたかたちとなる。
本作発売に際して、ユークスの創業者代表取締役の谷口行規氏は、プロレス界に新たな息吹をもたらしているAEWや、プロレスゲームの時代を共に築いてきたTHQと仕事をする機会を得られたことを喜ぶコメントを寄せている。また、AEWの魅力をゲーム内で再現すべく、長年培ってきたノウハウを活かしてプロジェクトに取り組んでいると語った。
さらにAEWの副社長を務めるケニー・オメガ選手もコメント。同選手はAEWとの契約時、代表取締役社長兼CEOであるトニー・カーン氏に「最高の開発チームのもとで、史上最高のレスリングゲームを作る」との夢を語り、自ら尽力する熱意を伝えていたそうだ。ちなみに、同選手はゲーム好きでも知られる人物。試合の際にも、『ファイナルファンタジーVII』のセフィロスを彷彿とさせるネーミングの「片翼の天使(One-Winged Angel)」など、ゲームとの関連を示唆する名前の技を愛用している。
『AEW: Fight Forever』はPCおよびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに発売予定だ。