監視社会ステルスアクション『République』Steam版が無料配布開始。VR版も無料配布、開発元10周年を祝して
デベロッパーのCamouflajは8月1日より、Steam版『République』の無料配布を開始した。あわせて、Meta Quest向け『République VR』も無料配布中。いずれも日本語表示に対応している。
『République』はSteam向けには2015年にリリースされた、ステルスアクションゲームだ。舞台となるのは、架空の全体主義国家メタモルフォーゼ。ここでは、国民すべてが高度な監視ネットワークによって管理されている。ある時、主人公ホープは見てはならぬものを目撃し、洗脳処置のために幽閉されてしまう。脱出を試みる彼女は、偶然手に入れたスマートフォンでプレイヤーに助けを求めるのであった。
プレイヤーはハッキングした監視カメラの映像を頼りにホープを操作。プリズラックと呼ばれる警備員の目をかいくぐりながら、施設からの脱出を目指す。プレイヤーはOMNIビューと呼ばれる特殊なシステムも利用できる。OMNIビュー中にはゲーム内時間が止まり、ほかの監視カメラや電子機器のハッキングなどが可能となる。一般市民であるホープはプリズラックたちに対して、催涙スプレーやスタンガンなどの護身具を用いなければ対抗できない。監視カメラとOMNIビューを上手く利用して、プリズラックたちを出し抜く必要がある。
本作を手がけるのはRyan Payton氏率いるCamouflaj。同氏は『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』のアシスタントプロデューサーを務め、『Halo 4』の開発などにも携わってきた人物だ。本作『République』は当初、Kickstarterによって開発資金を募り、モバイル向けにリリースされた。その後、PC(Steam)およびPS4向けにも展開。ディストピアを舞台に展開するストーリーや特徴的なゲームシステムなどが、ユーザーから一定の評価を受けている。
そんな『République』が、このたび無料配布開始されたわけだ。Steamストアページ(英語版)によると、Camouflajの10周年を祝した配布とのことだ。あわせて、2019年にリリースされたMeta Quest向け『République VR』も無料配布中だ。無料配布期間が設定されているかどうか不明となるため、気になる人は早めに入手しておくといいだろう。
『République』はSteam向けに無料配布中。『République VR』はMeta Quest向けに無料配布中だ。