ライアットゲームズは8月2日、 現在開発中の対戦格闘ゲーム 『Project L』の開発進捗を伝える動画を公開。そのなかで、本作が基本プレイ無料で配信されることが明らかになった。また、本作配信時の参戦キャラクターとしてイラオイが登場することも告知されている。
『Project L』は、『League of Legends』の世界観のもと、同作のチャンピオンたちが闘う対戦格闘ゲームだ。開発は格闘ゲーム『Rising Thunder』などを手がけたデベロッパーRadiant Entertainmentが担当している。ゲームプレイとしては、タッグ制の対戦格闘ゲームとなる。プレイヤーは2人のチャンピオンを選択し、チームビルドやキャラクター切り替えなどの戦略を駆使して戦うのだ。何十年という長いスパンで楽しんでもらえる超高品質な作品を目指し、じっくりと開発が進められている(関連記事)。
今回公開された開発進捗の報告動画では、本作シニアディレクターを務めるTom Cannon氏が情報を届けた。同氏は兄弟であるTony Cannon 氏とともに、Radiant Entertainmentを共同設立した人物。また、両名は格闘ゲーム大会EVOの共同設立者でもあり、Tom氏自身はロールバック方式のネットコードを提供するミドルウェア「GGPO」の開発者でもある。
Tom氏によれば、『Project L』は基本プレイ無料作品として配信されるとのこと。また、課金要素については、プレイヤーの時間と資金を尊重するような調整にしたいそうだ。また、「どこに住んでいるか」「スキルレベルはどの程度か」「どの程度課金したか」などに関係なく、平等に遊べる作品を目指すとの意向も語られた。
そして、本作に参戦するチャンピオンとして、海の女司祭イラオイが紹介された。合わせて公開された開発ブログでは、イラオイが実装キャラとして選ばれた理由や、『Project L』における彼女のキャラクターデザインの背景について語られている。性能としては、移動は遅めながら、巨躯を活かしたパワーのある一撃を放つような調整となるようだ。また、使いやすく奥が深いキャラクターにしたいとも語られている。
『Project L』は基本プレイ無料で配信予定。対応プラットフォームや発売時期は未定だ。Tom氏は過去に、本作が2022年内に発売されることはないだろうと述べていた。完成まで気長に待った方が良さそうだ。