人生を転がるボールアクションADV『WHY I was Born』Steamにて8月下旬配信へ。記憶の世界を巡り、ある男の人生を体験

国内の個人開発者Yuki Nakajima氏は8月1日、『WHY I was Born』のSteamストアページを公開した。『WHY I was Born』は、ある男の人生を辿る3Dアクションアドベンチャーゲームだ。

国内の個人開発者Yuki Nakajima氏は8月1日、『WHY I was Born』のSteamストアページを公開した。本作はPC(Steam)向けに8月下旬に発売予定。ストアページの公開にあわせて、トレーラーも公開されている。

『WHY I was Born』は、ある男の人生を辿る3Dアクションアドベンチャーゲームだ。本作の舞台は、平凡な男の記憶と空想の混じった世界である。プレイヤーは、ボールとなって不思議な世界を巡っていく。公園や学校、一人暮らしをしていたワンルームの部屋や所属していた大学の研究室、勤めていた会社といった、男の人生にまつわる場所を次々に探索。そうした中で、男の人間関係や人生の悲哀などが描かれ、心の奥底にあった答えを見つけるまでが、表現されていくそうだ。


プレイヤーが訪れる不思議な世界には、ステージごとに異なる仕掛けが用意されている。たとえば、宇宙空間風のステージでは大砲で足場間を飛んだり、絵画風のステージでは名画の一部を突き飛ばして絵を完成させたりなど、情景にあわせたギミックが展開される。ロケーションとしては、現実に近いものから悪夢のような世界まで存在。ステージによってはパズルやホラー要素も待ち受けているといい、楽しい記憶から恐怖体験まで、記憶の世界を巡ることになるのだろう。Steamのストアページによると、想定プレイ時間は4時間から5時間ほどとされている。


本作を開発しているのは、国内の個人開発者Yuki Nakajima氏だ。同氏が過去に手がけたソフトとしては、2018年に位置情報を記録する現実の探索補助アプリ「探索手帳」がAndroid向けにリリースされている。本作『WHY I was Born』については、制作期間は3年ほど。同氏のツイートによれば、同氏が昔住んでいた神戸のワンルームや、大阪で見かけたという巨大工場、所属していた大学の研究室など、同氏が今まで見てきた景色がゲーム内に詰め込まれている。本作は同氏にとって、思い出箱のようなゲームであるそうだ。また影響を受けた作品として、フリーゲーム『ゆめにっき』PlayStation用ソフト『LSD』、アニメ「ねこぢる草」などが挙げられている。

『WHY I was Born』は、PC(Steam)向けに8月下旬リリース予定。Steamのストアページおよびトレーラーが公開されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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