潜入アクション『UnMetal』コンソール向けに国内発表&本日発売。堅実なステルスアクションの裏には、お下品なユーモアたっぷり
パブリッシャーVersus Evil/デベロッパーUnepic_Franは7月28日、2Dステルスアクション『UnMetal』を発売した。対応プラットフォームはPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。なお、本作はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けには昨年9月に発売されている。
『UnMetal』は見下ろし型の2Dステルスアクションゲーム。1972年、NATOへの攻撃を防ぐためのミッションが実施されていた。主人公となるのは、このミッションに巻き込まれてしまった一般市民のジェシー・フォックスだ。濡れ衣を着せられた彼は、厳重に警備された軍の秘密基地から脱出を目指す。
プレイヤーは敵に見つからないように最善を尽くしながら、数々のステージを進んでいくことになる。コインで敵をおびき寄せて格闘で叩きのめす、といったプレイも可能だ。アイテムをインベントリ内で組み合われば、脱出に役立つ新しいアイテムを作ることも可能。ボードやワイヤー、なんの変哲もないトイレットペーパーでさえも活用できる。素材が足りなければ、周辺のものを叩き壊して入手しよう。また、ゲーム内には尖ったユーモアが散りばめられており、1980年代を代表するゲームやテレビ番組からのパロディーも盛り込まれている。過去の人気ステルスアクションを想起させるゲームプレイも特徴となる。
本作はSteamユーザーレビューにおいて1021件中94%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。ボス戦を含むアクション面は評価されており、難易度をプレイヤーで随時調整できる点も好評な様子だ。堅実なステルスアクションの一方で、お下品なユーモアもたっぷり盛り込まれた。個性的な作風は、多数のユーザーから好評を受けているようだ。
本作を手がけるのは個人デベロッパーのUnepic_FranことFrancisco Tellez de Meneses氏。過去には『UnEpic』や『Ghost 1.0』といった高評価2Dアクションゲームをリリース。いずれも、アクション性や痛烈な皮肉を含む作風が、ユーザーから好評を受けている。同氏の持ち味は本作『UnMetal』にも受け継がれているようだ。ちなみに、『UnEpic』はコナミの『ガリウスの迷宮』に触発されて制作されたという。本作『UnMetal』も、ゲームプレイを見ると同社の『メタルギア』からの影響は少なからずありそうだ。
『UnMetal』はPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo SwitchおよびPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに発売中。