『Apex Legends』配信者がマッチ中に“誘拐”される。悪質さを増した不気味な不正

『Apex Legends』において、配信者がなんらかの不正とみられる手口で“誘拐”されてしまう事件が発生したようだ。誘拐犯とみられるプレイヤーは、配信者に不気味なチャットまで送りつけている。

Apex Legends』において、配信者がなんらかの不正とみられる手口で“誘拐”されてしまう事件が発生したようだ。誘拐犯とみられるプレイヤーは、配信者に不気味なチャットまで送りつけている。


『Apex Legends』ではモードに応じて、ランダムマッチングのほか、フレンドなどのプレイヤーと部隊を組んで遊ぶことが可能 。ほかの プレイヤーとゲームを遊ぶ際には、フレンドリストなどから招待を送信。受諾されれば、そのプレイヤーと一緒にプレイすることができる。

しかしながら、そうした手順を無視してプレイヤーを“誘拐”してしまう不正な手法が編み出されてしまったようだ。海外のストリーマーが、自身が誘拐された際のクリップを投稿している。


被害を受けたのはストリーマーのCamms氏だ。配信では事前に部隊を組まずにストームポイントのトリオ・カジュアルマッチに参加。いわゆる野良(ランダムマッチング)のプレイヤーたちと共に、降下直後の激闘を繰り広げている。アークスターやフラググレネードを用いて奮戦する同氏。しかし、ゲームは突然ロード画面に切り替わってしまった。なんらかのエラーかと思いきや、そのままゲームは射撃練習場に移行してしまう。

射撃練習場ではすぐさまパスファインダーのプレイヤーが乱入。同プレイヤーはチャット欄に「owned( “捕まえた”ないしは“お前の負け”のような意味合いのスラング)」とのメッセージを送信し、何をするでもなくマッチを退出していった。この不気味な現象に、Camms氏は「私、誘拐されたの!?」と動揺を隠せない様子だ。

実は配信者が不正者に誘拐される事件は今回が初めてではない。日本においても昨年2月に似たような誘拐事件が起きていた。そのときは、部隊に参加してロビーで待機していたプレイヤーが、不正または不具合によって別の部隊へ強制参加させられるというものであった。また逆に、招待してもいない不正者が、ストリーマーの部隊に勝手に参加してくるという乱入事件も過去にはあった。


一方で、今回の不正とみられる事件は、プレイ中のマッチから強制離脱させたうえで射撃練習場に連れ去るというもの。過去のものよりも悪質さを増しているといえる。Camms氏はこの一件をクリップにして、すぐさま『Apex Legends』公式アカウント、および開発元Respawn Entertainmentのセキュリティ担当者HideoutsことConor Ford氏へ報告。EA Help公式アカウントからの返答を受け取っている。


不気味な不正者が現れた『Apex Legends』。しばらく影を潜めていた誘拐・乱入事件が、さらに悪質なかたちで再発しているのであれば、配信者は特に不安の募るところだろう。今後の動向を見守りたい。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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