魔女コーヒーRPG『アフォガート』発表、2023年リリースへ。逆タワーディフェンスに、カードとカフェ経営とコーヒー混ぜるジャンルごった煮

SpiralUpGamesは7月21日、『アフォガート』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年にリリース予定。『アフォガート』は、ジャンルごった煮RPGである。

シンガポールのインディーゲームパブリッシングブランドSpiralUpGamesは7月21日、『アフォガート』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年にリリース予定。ゲームは日本語字幕に対応。また本作の体験版がSteamにて7月29日に配信されるそうだ。

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『アフォガート』は、心の世界に入り込み街の秘密を知っていく、カードとタワーディフェンスの要素を組み合わせたRPGである。本作の舞台は吸血鬼や獣人、精霊や魔女たちが暮らす街アローラ。主人公は、アローラにやってきたばかりな、借金まみれの魔女だ。主人公の経営するカフェには、さまざまな悩みを抱えた客がやってくるという。プレイヤーは魔女として彼らの事情を聞き、時に魔法の力を使って悩みを解決。心の世界での戦いを通して、永遠に夜が明けない街に隠された秘密を知る。


魔女として客の精神世界に入り込むと、中には敵が存在している。システムの詳細は不明ながら、本作の戦闘はこころのタワーオフェンスと称されている。本作におけるタワーオフェンスとは、タワーディフェンスの敵のようにルートを進み、フィールド上のユニットと戦うもののようだ。ただし、本作ではそこにカードシステムが追加されている。要素としては、カードの属性やコスト、進行ルートを変更できるパネルなどが存在。敵の中には、攻撃方向が限られているユニットもいるなど、パネルの回転や編成、スキル/アイテムカードの使用などが戦いの勝敗を分けるのだろう。


また魔女はバリスタとして、カフェにやってきた客にコーヒーを淹れる。本作には、かなり本格的なコーヒー制作システムが導入されているという。具体例としてエスプレッソを入れる際には、まずコーヒーをグラインダーで挽いた後、コーヒーマシンに水やカップをセットするなど、細かな手順が用意されている。淹れられるコーヒーの種類としては、エスプレッソ/アメリカン/ラテ/カプチーノ/モカなど、数種類が存在。コーヒーの味と種類が、客との会話に何らかの影響を及ぼす。お気に入りの客とは深い関係を築けるほか、本作には攻略可能なキャラクターが6名登場し、個別のシナリオも用意される。

そのほか、本作ではプレイヤーの行動によって時間が経過していく。カフェの経営に力を入れるか、親密な関係を築くか、デッキを強化するか。プレイヤーは魔女として、1日の行動を選択することになるのだろう。


本作を開発しているのは、上海のスタジオBefun Studioだ。プレスリリースによると同スタジオは、二次元魔法少女を愛する同好の士たちにより、2019年に設立。「より良い二次元ゲームを製作する」ことが、唯一の目標だという。本作『アフォガート』は、彼らにとって1作目となる。

『アフォガート』は日本語字幕に対応し、PC(Steam)向けに2023年リリース予定。Steamでは、7月29日より体験版の配信も予定されている。



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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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