デベロッパーのCrows Crows Crowsは7月19日、アドベンチャーゲーム『The Stanley Parable: Ultra Deluxe』向けに新アップデートを配信した。公開されたパッチノートでは、次期アップデートにて日本語表示に対応予定であることも告知されている。
『The Stanley Parable: Ultra Deluxe』は、2013年にリリースされ高い評価を得た『The Stanley Parable』のリメイク版だ。同作は、とあるオフィスに勤める男性Stanleyを主人公とする一人称視点のアドベンチャーゲーム。メタ視点をもつナレーションが存在することが大きな特徴で、オフィスを探索するなかではStanley=プレイヤーの行動にナレーターが反応。ナレーターに導かれたり、時に逆らったりしつつ、無機質なオフィスから飛び出していくのだ。
本リメイク版は今年4月28日にリリースされ、記事執筆現在1万3000件以上のSteamユーザーレビューを獲得。うち93%が好評とする「非常に好評」ステータスを得るなど、高い評価を誇っている。また、開発元のCrows Crows Crowsはかつて弊誌の問い合わせに対して、本作発売後に追って日本語表示を追加することも明かしていた。
そして7月19日には本作向けに、QoL(遊びやすさ)関係を向上させる新アップデートが配信開始。そのパッチノートのなかで、次回のアップデートにて日本語を含む複数言語へ対応する予定が明かされた。また、次回アップデートではサプライズやシークレットも追加されるとのこと。配信時期は未定ながら、決まり次第同スタジオ公式TwitterアカウントやDiscordサーバーで告知されるそうだ。また、本作は国内コンソール版も展開予定であることが明かされている。日本語対応により、国内コンソールへのリリースも一歩近づくことが期待される。
なお、今回配信された新アップデートの内容も遊びやすさ改善を中心に充実している。画面上へ照準を常時表示する機能や、ワンボタンで自動的に歩く機能のほか、モーションを減らして3D酔いを軽減したり、一部素早い操作が必要となるシーンで時間制限を緩和する設定などが追加されている。ほかにもバグ修正などが盛り込まれている、詳細については公式パッチノートを参照してほしい。
『The Stanley Parable: Ultra Deluxe』はPC(Steam)Xbox One/Xbox Series X|Sおよび、海外PS4/PS5/Nintendo Switch向けに発売中。