PS4/PS5/Steam猫サイバーパンク『Stray』癒しの猫コミュニケーションが注目を集める。猫ゲームの輪も広がる

パブリッシャーのAnnapurna Interactiveは本日、PS4/PS5向けに『Stray』を発売した。発売前からこだわりの猫表現が明かされていた本作。本編で明らかとなったさらなる癒しの猫要素は、さっそくユーザーの注目を集めているようだ。

パブリッシャーのAnnapurna Interactiveは本日、PS4/PS5向けに『Stray』を発売した。発売前からこだわりの猫表現が明かされていた本作。本編で明らかとなったさらなる癒しの猫要素は、さっそくユーザーの注目を集めているようだ。なお、本作はPC(Steam)向けには7月20日に国内配信予定。ゲーム内は日本語に対応する。


『Stray』は、一匹の野良猫を主人公とするアドベンチャーゲームだ。家族からはぐれてしまった猫は、ロボットが暮らし危険なクリーチャーも存在する、衰退した街サイバーシティへと迷い込む。プレイヤーはこの猫となり、道中で出会った空飛ぶ小型ドローンB-12と共に街を探索。そして、この異世界に隠された謎を解き明かし、故郷に帰ることを目指す。

発売前にも爪とぎをおこなうことができるなど、リアルで細かい猫表現が明かされてきた本作(関連記事)。発売後に明らかとなったさらなる拘りの猫表現がユーザーの注目を集めているようだ。


話題を呼んでいるのはゲーム序盤のシーン。プレイヤーの猫がほかの猫へとインタラクトすると、相手の猫がこちらを舐めて毛繕いしてくれるというアニメーションだ。このほかにも猫たちとの触れ合い描写は多彩に用意。ほかの猫とのじゃれあいなど、癒される表現が満載だ。会話シーン代わりの猫コミュニケーションの数々からは、猫表現の徹底ぶりがうかがえる。

一方で、先述のあらすじどおり、このあと主人公は故あって仲睦まじく過ごしていた家族とはぐれてしまう。一匹猫となった主人公は、ふたたび別の猫と触れ合うことができるのだろうか。迷子猫の行く末は、ぜひご自身の目で確かめてみてほしい。


他方、ユーザーだけでなく別の猫ゲーム制作者たちも、『Stray』の発売に際してお祭り騒ぎを繰り広げている。本作のスクリーンショットにさまざまなゲームから猫たちが結集。今やカオスな様相である。


お祭りの火付け役となったのは、現在開発中の猫ゲーム『Little Kitty, Big City』公式アカウントだ。同ゲームの主人公である子猫を『Stray』のスクリーンショットに追加してツイート。グラフィックの方向性はやや違うものの、地面に落ちた影なども含めて自然な仕上がりとなっている。

その後も開発中のインディー猫ゲームを中心に、次々と自慢の猫たちが投入。いつしか自然なコラボ、という暗黙の了解は失われていき、混沌とした猫の闇鍋画像と化している。先日正式リリースを迎えた『PowerWash Simulator』からも、市長の愛猫であるUlyssesがちゃっかり登場。町を汚れた足跡だらけにする困った猫が、左斜め下から威厳のある顔を見せつけている。


本日PS4/PS5向けに発売された『Stray』は、さっそく多くのプレイヤーやゲーム開発者の注目を浴びつつあるようだ。退廃しつつも美しいサイバーシティの様子と、拘りの猫表現に心をくすぐられたユーザーの投稿は今後も続々と登場することだろう。

『Stray』はPS4/PS5向けに発売中。PS Plus エクストラおよびPS Plus プレミアムユーザーは追加料金なしで本作をプレイ可能。PC(Steam)向けには、7月20日に国内配信予定だ。ゲーム内は日本語に対応する。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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