倉庫番チェス『SokoChess』8月13日発売へ。駒を取られないようにマス目を移動、相手の駒をゴールに押し出す


デベロッパーのDaisy Gamesは7月15日、『SokoChess』を8月12日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページ表記によると、日本時間では8月13日の発売となる予定だ。

『SokoChess』はパズルゲームだ。『倉庫番』の仕組みにチェスの要素を組み合わせた特徴的なルールが採用されている。ステージ上には、チェスの白い駒と黒い駒。プレイヤーはチェスの白い駒を使ってマス目を移動し、黒い駒を所定の位置に押し出すことが目標となる。駒の移動は実際のチェスと同様。ルークであれば縦横の直線、ポーンであれば前に1マス(相手の駒を取る場合は斜め左右前)といった具合だ。ただし、実際のチェスとは違って、プレイヤーは黒い駒を取ることはできない。そのかわりに、白い駒は進行方向に黒い駒を押し出すことが可能。この仕組を利用して、『倉庫番』のように所定の位置に黒い駒を移動していくわけだ。操作できる駒の種類はステージによって異なり、複数の駒を操作して挑むステージも存在する。


ステージ内の黒い駒は自ら移動することはない。しかし、黒い駒が動ける範囲にこちらの白い駒を配置した場合、黒い駒は動き出し容赦なくこちらの駒を取ってくる。踏み入ってはいけないトラップマスをもたらすような役割だ。一方で、それを利用して駒を囮のように用いることも可能だ。黒い駒の動ける範囲を掻い潜り、所定の位置に押し出すためには、駒を動かす順番やアプローチの方向が重要となる。

ステージによっては応用的な要素も存在。駒が通過すると壊れてしまい以後通行不能となるひびの入った床や、鍵がないと通れない錠前マスなどが登場する。なお、プレイヤーは駒の操作を何度でもやり直し可能なほか、プレイ中のステージをスキップすることもできる。製品版での収録ステージ数は70ステージとなるそうだ。


本作を手がけるのはDaisy Games。過去には『Dark Crypt』『Dark Sheep』『Sokobos』などのパズルゲームを手がけてきたデベロッパーだ。いずれも捻りの効いた歯ごたえのあるパズル要素が、ユーザーからの好評を受けている。また、上述の『Dark Sheep』『Sokobos』については、『倉庫番』風のパズルゲームとなっている。本作『SokoChess』でも同ジャンル制作の手腕は発揮されていることだろう。Steamストアページでは無料のデモ版も配信中。気になる人はぜひ手に取ってみてほしい。

『SokoChess』はPC(Steam)向けに、日本時間8月13日発売予定だ。