スクウェア・エニックスおよびデベロッパーのFuturLabは7月15日、『PowerWash Simulator』をSteam向けに正式リリースした。あわせて、Windows 10（Microsoft Store）およびXbox One/Xbox Series X|S向けにも販売が開始された。価格は2970円で、PC/Xbox Game Passにも対応する。
『PowerWash Simulator』は、一人称視点の高圧洗浄シミュレーション。プレイヤーは洗浄業者となり、多彩な洗浄依頼を粛々とこなしていく。洗う対象はバイクや車などの乗り物から、公園や豪邸などの建造物までさまざまだ。ゲームプレイとしては、高圧洗浄機でひたすら汚れに水を浴びせかけるだけ。顧客の要望に答えられるよう、広い壁面もタイルの隅も、シミひとつ残さぬよう丹念に洗い上げていくのだ。
ゲームプレイとしては地味でシンプルな本作ながら、プレイヤーの心を掴む作り込みもなされている。たとえば汚れにも個性があり、「隅の汚れは頑固」「スプレーの落書きは落ちづらい」などの変化が。また、放水ノズルチェンジによって水の出方を変更可能。広範囲放水で軽い汚れを広く落としたり、頑固な汚れは集中ノズルで強力に落とすなどの対応が可能。洗うにもある程度の戦略性が要求されるのだ。ほかにも、「水音が素材に合わせて変わる」「濡れた表面は色合いが変わり、時間経過で乾いていく」など細部のこだわりも光る。高圧洗浄の快感を突き詰めた作品だ。また、本作は最大6人でのマルチプレイにも対応しており、仲間とともに洗浄作業に没入できる。
『PowerWash Simulator』は2021年5月よりSteamにて早期アクセス配信を開始。約1年間アップデートを重ね、このたび正式リリースとなった。また、本作は早期アクセス配信期間中から大好評を博していた。正式リリースとなった本日時点で、寄せられたSteamユーザーレビューの数は約2万件。そのうち実に97％が好評の「圧倒的に好評」ステータスを得ている。こだわりの洗浄体験の質は、ユーザーたちのお墨付きなわけだ。
本作正式リリースにあわせて、バージョン1.0となる新アップデートも配信されている。追加コンテンツとしては、4つの新たな洗浄依頼が追加。1種類の新たな放水ノズルが追加されたほか、2種チャレンジモード洗浄対象、3種のスキン、そしてゲームプレイ実績が実装されている。修正・調整点としては、マルチプレイ関係の不具合修正や、日本語表示におけるフォントやテキストのアップデートなどがなされているようだ。さらなる詳細については、公式パッチノートを参照してほしい。
『PowerWash Simulator』はPC（Steam/Microsoft Store）およびXbox One/Xbox Series X|S向けに発売中で、価格は2970円。PC/Xbox Game Passにも対応する。
