Unityがアプリ収益化企業ironSourceを完全子会社化で合意。ゲーム制作から成長・収益化まで支える体制に
Unity Technologiesは現地時間7月13日、アプリ収益化を手がけるironSourceの全株式取引による完全子会社化について合意したことを発表した。株式の取引は、2022年Q4には完了見込みだ。
Unity Technologiesは現地時間7月13日、アプリ収益化を手がけるironSourceの完全子会社化について合意したことを発表した。
Unity Technologiesは、ゲームエンジンUnityの開発で広く知られる米テクノロジー企業。一方のironSourceは、モバイルアプリゲームにおけるユーザー分析やマネタイズソリューションを手がける企業だ。イスラエルのテルアビブに本拠を置いている。今回のUnity Technologiesの発表によれば、同社とironSourceは、全株式取引によりUnity側がironSourceを完全子会社化することで合意。株式の取引は、2022年Q4には完了見込みだ。
また、ironSourceの株主たちの所有株については、同社の普通株式1株をUnityの普通株式0.1089株に交換する見込み。この交換により、現状のUnityの株主たちは同社株の73.5%を、ironSourceの元株主たちは残りの約26.5%のUnity株を所有するかたちになる。
ironSourceのCEOであるTomer Bar-Zeev氏は、UnityとironSourceの協力によって、クリエイターの成長を促進できるとして意欲を見せている。また、Unityエンジンやエディター、Unity Ads、Unity Gaming ServicesなどとironSourceのプラットフォームによる相乗効果への見通しが語られている。開発者らはゲーム制作・成長・マネタイズなどをシームレスに実行できるようになる見込みとのこと。実際にどのような機能やサービスが登場するのか、モバイル向け作品以外でも恩恵は受けられるのか、開発者たちの注目を浴びそうだ。