対戦格闘ゲーム『ザ・ランブルフィッシュ』シリーズのコンソール版が発表、全世界向けに2022年冬リリースへ。2000年代のアーケード向けタイトルが移植

3gooは7月14日、『ザ・ランブルフィッシュ(THE RUMBLE FISH)』シリーズのコンソール版を、2022年冬に発売すると発表した。『ザ・ランブルフィッシュ』は、国内のゲーム開発会社ディンプスが手がけ、2004年にアーケード向けとしてリリースされた2D対戦格闘ゲーム。

株式会社3gooは7月14日、『ザ・ランブルフィッシュ(THE RUMBLE FISH)』シリーズのコンソール版を、2022年冬に発売すると発表した。1作目『ザ・ランブルフィッシュ』および『ザ・ランブルフィッシュ 2』をコンソールに移植し、全世界向けにリリース予定。『ザ・ランブルフィッシュ 2』については、初の移植となる。

『ザ・ランブルフィッシュ』は、国内のゲーム開発会社ディンプスが手がけ、2004年にアーケード向けとしてリリースされた2D対戦格闘ゲームである。本作の舞台では、20世紀末に某国東部で大規模な自然災害が発生し、経済中枢が甚大な被害を受けていた。21世紀初頭、某国東部の崩壊地区で復興事業がスタート。新たに建設された巨大企業管理都市ゾーン・プライムには、高層ビルや娯楽施設が立ち並び、かつての栄華を上回るほどであるという。一方、復興の裏では、通称F.F.Sと呼ばれる非合法な格闘大会が開かれていた。本作では格闘ゲームとして、F.F.Sに参加するキャラクターたちの戦いが描かれていく。

システム面において、本作は2D対戦格闘ゲームの基本に則っている。すなわちジャンプやダッシュで対戦相手に接近し、必殺技やコンボで敵のHPを削りきれば勝利となる。特徴的な点としては、オフェンスゲージとディフェンスゲージ、2つのゲージが挙げられるだろう。オフェンスゲージは相手に攻撃を当てたり、相手に攻撃をガードさせたりなど、攻撃的な行動によって増加する。ディフェンスゲージは、試合開始後に時間経過と共に少しずつ増えるほか、相手の攻撃をガードで防ぐと増加する。2つのゲージは、消費することでそれぞれ攻撃/防御的なシステムが使用可能となっており、両ゲージをいかに使うかがカギになる。

要素としては、本作にはガードゲージが存在しており、攻撃をガードし続けてゲージがなくなると、ガードクラッシュが発生し大きな隙を晒してしまう。上半身無敵付きで前進するグランドダッジと下半身無敵付きで前方に飛ぶエリアルダッジ、戦闘中にキャラクターの衣装が変わるパーツクラッシュなども導入されている。また2005年にアーケード向けにリリースされた『ザ・ランブルフィッシュ 2』では、新システムや新キャラクターなどがさらに追加されていた。

プレスリリースによると、本作は滑らかな2D表現やキャラクターの魅力、2種類のゲージによる駆け引きなどから、現在でも大会が開催されるほど根強い人気を誇っているのだという。また本シリーズはこれまで海外で発売されたことがなく、2作目『ザ・ランブルフィッシュ 2』のコンソール向け移植は初。人気やこれまでリリースされてこなかったことから、今回のコンソール版がリリースされるようだ。

『ザ・ランブルフィッシュ』シリーズのコンソール版は、2022年冬に全世界向けにリリース予定だ。


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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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