『FF14』課金マウント「大柴犬」販売開始で「# 柴犬マウント」に柴犬が大集結。スクショからリアル柴犬まで、コロコロモフモフの癒しハッシュタグに

『ファイナルファンタジーXIV』に6月30日、新たな課金マウント「大柴犬」が実装された。やがてハッシュタグ「#柴犬マウント」が登場し、一般ユーザーまで巻き込む柴犬祭りに発展している。

『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)に6月30日、新たな課金マウント「大柴犬」が実装された。コロコロとしたやんちゃな見た目にフワフワの巻き尻尾という「大柴犬」は、その愛らしさから『FF14』プレイヤーの多くを虜にし、Twitterでは一時「#柴犬マウント」がトレンド入りする事態となった。そのハッシュタグを見た、ゲームを遊んでいないTwitterユーザーまでも巻き込み、「#柴犬マウント」は犬派の天国ともいえるハッシュタグとなっている。

課金マウント「大柴犬」が発表されたのは、6月30日の17時ごろのこと。マウントとは、『FF14』における乗り物要素。つまりゲーム内でモフモフの柴犬に騎乗できるわけだ。発表と同時に販売も開始され、Twitterでは「大柴犬」を購入したプレイヤーを中心に「#柴犬マウント」のハッシュタグが盛り上がった。ハッシュタグでは多くのプレイヤーがスクリーンショットや乗りごこちの感想を投稿し、「#柴犬マウント」は一時Twitterのトレンドとなった。

その字面からゲーム関係の話題だと想像しにくいこともあってか、ハッシュタグは徐々に『FF14』を知らない界隈にも広がっていった。騎乗アイテムを意味する“マウント”と、自分の優位性を誇示する行為を意味する“マウント”が混同され、飼っている柴犬の写真を投稿して自慢する流れが発生したのだ。かくして「#柴犬マウント」は、課金マウント「大柴犬」のスクリーンショットだけでなく、現実でTwitterユーザーらがともに暮らす柴犬たちの写真も投稿される、癒しハッシュタグとなったのである。


『FF14』外にも広まっていった「#柴犬マウント」。その主役である「大柴犬」が『FF14』コミュニティ内で人気を集めた理由は、可愛い系の犬マウントの供給が少なかったこともあるかもしれない。『FF14』にはこれまで犬系のマウントも多く実装されてきたが、「大柴犬」のような可愛い系のものはあまり多くない。「紅蓮のリベレーター」の討滅戦でレアドロップするマウント「カムイ」シリーズはいずれも豪奢なエフェクトをまとっており、可愛いというよりは凛々しく格好いいタイプの犬たちだ。かつてPvPで入手できた「ヘルハウンド」「フェイハウンド」シリーズ(現在は入手不可)や、グンヒルド・ディルーブラム零式クリア報酬の「ケルベロス」などもいるが、いずれも可愛さとはかけ離れた猛犬チックなマウントである。

「大柴犬」はそれら猛々しい系の犬マウントたちとは対象的に、ふくふくとした丸いマズル(口吻)やコロリとした体型、クリクリの瞳など、とにかく可愛らしさが全面に押し出された見た目をしている。騎乗時の専用アクションは3種類あり、元気に吠えたり、しっぽを振って喜んだり、しょんぼりと落ち込んだりと表情豊かなことも特徴だ。

「ゲーム内で犬が撫でられるかどうか」を調査・周知するTwitterアカウント「Can you pet the Dog?」も「大柴犬(Megashiba)」を取り上げ、しょんぼりしている柴犬を撫でることができる点を紹介している。こちらは『FF14』公式アカウントのツイートに負けず劣らず、多くのシェア数を獲得。「大柴犬」人気の発信地のひとつとなっている。また、専用アクションが3つも、それもエフェクトの色違いなどではなく個別のものがあるマウントは『FF14』全体を見回してもそう多くない。可愛い犬の乗り物が少ないなかに登場した凝ったつくりのマウントということもあり、「大柴犬」は多くの注目を集めたのだろう。

『FF14』の課金マウント実装に端を発し、徐々にコミュニティ外にも広まった「#柴犬マウント」。課金マウント「大柴犬」のスクリーンショットから現実の柴犬の写真まで、表情豊かな顔ぶれが揃う犬派垂涎のハッシュタグとなった。『FF14』の課金マウント「大柴犬」は、2530円(税込)で販売中だ。


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Aki Nogishi
Aki Nogishi

ポストアポカリプスとドット絵に心惹かれます。AUTOMATONではFF14をメインに担当します。

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