パブリッシャーのTHQ Nordicは6月30日、レースゲーム『Stuntfest – World Tour』を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）。発売時期は今年を予定している。
『Stuntfest – World Tour』は、マルチプレイヤーの対戦型レースゲームだ。勝ち抜きトーナメント形式のスタントショーが舞台となる。プレイヤーは「パンクなおばあちゃん」「有名配信者」などのドライバー達から操作するキャラクターを選択。ショーに参加することとなる。ショーでは最大18人のプレイヤー同士が競い合い、車体の破壊もいとわない熾烈な戦いを繰り広げる。
本作の大きな特徴となるのは、ドライバー射出機能だ。プレイヤーが射出ボタンを押すことで、ドライバーは車体の窓から飛び出す。ドライバーが飛び出す要素は、ほかのレースゲームでも見られる。しかしこのゲームでは、射出後もキャラクターを操作できる。レース中に車体から飛び出して、数百メートルを生身の身体で移動してしまえるのだ。
弾丸のごとく車体から射出されたドライバーは、地形に設置されたトランポリンなどを活用したコースのショートカットが可能。また、空中でガジェットを活用することも可能なようだ。トレイラーでは、ドライバーが射出ののち背中のガジェットを起動して翼を展開し、大空を舞う様子が確認できる。さらに、飛び出した後でコース上の別の車の上に降り立つことで、その車を運転することもできるようになるようだ。
本作には、さまざまな対戦モードが搭載されるようだ。詳細は不明ながら、「クラッシュダービー」や一対一の「グライダーレース」など白熱の競技が多数登場するという。またレースの合間には、「Stuntfestアリーナ」にて、マシンやキャラクターのアップグレードやカスタマイズが可能となる。
本作の開発を手掛けるPow Wow Entertainmentは、オーストリアを拠点とするスタジオ。2019年に、元ユービーアイソフトのメンバーらによって設立された。スタジオの前作としては、マルチプレイヤーサンドボックスの『MisBits』があり、Steamユーザーレビューにて492件中83％が好評の「非常に好評」ステータスを得ている（現在は販売終了）。『Stuntfest – World Tour』はPow Wow Entertainmentが2020年にTHQ Nordicに加わって以降、初の作品となる。
『Stuntfest – World Tour』はPC（Steam）向けに、今年発売予定だ。
