超現実謎解きADV『Lorelei and the Laser Eyes』発表、2023年発売へ。『Sayonara Wild Hearts』のSimogoが手がける

Annapurna Interactiveは6月28日、アドベンチャーゲーム『Lorelei and the Laser Eyes』を発表した。数字やパターンを読みとく、さまざまな謎解きが用意されているようだ。開発はSimogoが手がける。

Annapurna Interactiveは6月28日、『Lorelei and the Laser Eyes』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)。2023年発売予定。

『Lorelei and the Laser Eyes』は、見下ろし視点のアドベンチャーゲームだ。主人公は、バロック様式の邸宅に迷い込んだ一人の女性。邸宅は、謎めいた人物であふれていた。国際的な作家、風来坊の奇術師、そして何者かに殺害された上流階級の芸術家。主人公もその例外ではないようで、彼女がなぜこの邸宅に迷い込んだのかが物語の鍵となるのかもしれない。トレイラーに登場した「殺人ミステリー」「記憶の宮殿(A Palace of Memories)」といったキーワードにも注目したい。

ゲームプレイでは、さまざまなパズルが用意。数字やパターンを読みといて解く必要があるようだ。しかし、そうしたパズルが何のために用意されているのかはこれまた謎。誰かが用意した不気味なゲームの一部なのか、陰謀か、はたまた宝さがしか。プレイヤーは悪夢のような超現実のなかで、謎を紐解いていく。


本作を手がけるのはスウェーデンを拠点とするSimogo。アートや音楽、ストーリーを担当するSimon Flesser氏と、プログラミングなどを担当するMagnus “Gordon” Gardebäck氏の2人からなるスタジオだ。過去には『Sayonara Wild Hearts』などをリリース。独特なビジュアルおよび世界観。そして、リズムゲームやインベーダー、レースゲームといった多彩なジャンルが移り変わるゲームプレイが特徴であった。Steamユーザーレビューでは97%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得している。同作を含め、スタジオ独自の感性が光るタイトルを手がけてきた。

今回発表された『Lorelei and the Laser Eyes』のトレイラーからも、一人称視点や分割画面などを交えながら展開する、多彩なゲームプレイの様子が確認できる。本作でもスタジオの持ち味は発揮されているのだろう。また、Simon氏は公式サイトのブログにおいて、本作の特徴を紹介。『サイレントヒル』や映画「シャイニング」など、さまざまな作品からインスピレーションを得て制作されているとのことだ。また、スタジオの過去作品である『Year Walk』や『Device 6』などからもエッセンスが受け継がれ、新たに3Dゲームとして表現されているという。


『Lorelei and the Laser Eyes』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに、2023年発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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