『Fall Guys』基本プレイ無料化で人気再爆発。2日で2000万人が遊ぶ、一方で不満の声も
デベロッパーのMediatonicは6月26日、『Fall Guys』基本プレイ無料化後2日間でのプレイヤー人数が、2000万人に到達したと発表した。本作は6月21日に基本プレイ無料化し、同日にはPC版ストアがEpic Gamesストアに移行。各コンソール版も配信開始された。
『Fall Guys』は、最大60人のプレイヤーが最後の1人になるまで競い合う、オンライン専用のバトルロイヤルアクションゲーム。2020年にPC(Steam)/PS4向けに先行してリリースされ大きな人気を獲得。その後、シーズン形式にてコンテンツの追加やアップデートがおこなわれてきた。そして今月6月21日からは、PC版配信プラットフォームをEpic Games ストアに移し、基本プレイ無料化。同日にはPS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けにも配信開始された。
今回Mediatonicが発表したのは2日間でのプレイヤー人数総計と見られ、基本プレイ無料化とコンソール展開によってさらに桁外れの人数が本作を遊んだことがうかがえる。なお、配信停止となったSteam版でも、本作所有者は以前として同プラットフォームにてプレイ可能。6月21日からは、配信停止となったにもかかわらずSteamでの本作プレイヤー数も増加している。基本プレイ無料化と同時に、新たなシーズン1や新たなバトルパスなどの要素が導入されたためだろう。
『Fall Guys』の人気が再燃する一方で、バトルパスには不満も寄せられているようだ。同要素は、日間・週間のチャレンジクリアや試合の成績に応じて達成度が進捗。さまざまな報酬が得られる仕組みだ。その進捗について「勝ち残りを目指すより、早々に負けた方がシーズンパスが早く進む」との指摘が寄せられているのだ(Game Rant)。海外掲示板Redditでは、1ラウンドでの敗北と全5ラウンドの勝利を比較したユーザーによる報告があげられた。そちらによれば、1ラウンド敗北では進捗ポイントは24、一方で5ラウンドすべて勝ち抜いても進捗ポイントは107となったとのこと。バトルパス進捗の面だけで見れば、たしかに“割に合わない”印象だ。
またSNS上などでは、日間・週間のチャレンジクリア以外では進捗ポイントがあまり入らないとの不満を述べる意見も散見される。一連の仕組みが「バトルパス進捗のために試合を放棄するプレイヤーの増加に繋がるのでは」との懸念の声もあるようだ。とはいえ、本作新シーズンは開幕したばかり。今後変化していく可能性も十分にあるだろう。
『Fall Guys』はPC(Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに、基本プレイ無料で配信中。