民家脱出ホラー『STAY OUT OF THE HOUSE』が来月発売へ。人食い殺人鬼からの逃走、ローポリと80年代スラッシャーが交わる恐怖作

Puppet Comboは6月24日、一人称視点ステルスホラーゲーム『STAY OUT OF THE HOUSE』を7月に発売すると発表した。一人称視点のステルス・サバイバルホラーゲームだ。

デベロッパーのPuppet Comboは6月24日、一人称視点ステルスホラーゲーム『STAY OUT OF THE HOUSE』を7月に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。


『STAY OUT OF THE HOUSE』は人食い殺人鬼から逃げ回る、一人称視点のステルス・サバイバルホラーゲームだ。主人公のRoxanneは、ドライブ旅行の道中で失踪してしまったボーイフレンドを捜索するなかで、人食い殺人鬼のButcherに捕らわれてしまう。彼女が目を覚ますと、そこは殺人鬼が住まう恐怖の民家。プレイヤーは捕らわれの身となった彼女を操作し、殺人鬼が住まう家からの脱出を試みる。逃走劇の道中で、殺人鬼にまつわるナゾなども明かされていくようだ。

本作のグラフィックにはデベロッパーのPuppet Comboが得意とする、PS1風ローポリゴンを採用。また全体的な雰囲気は80年代のスラッシャーホラー映画である「悪魔のいけにえ」や「ヒルズ・ハブ・アイズ」などに影響を受けているという。そうした影響もあってか、本作は1980年代のテキサス州とオクラホマ州の間に位置する、隔離された民家を舞台に物語が展開することとなる。


プレイヤーは殺人鬼の餌食となる3日目までに民家から脱出しなければならない。建物内部にはトリップワイヤー、トラバサミやセキュリティーカメラなどの罠が点在し、プレイヤーの進行を拒む。これらの罠はプレイヤーが捕まるか、死亡してしまった場合に増加する。1つのミスが後のプレイに悪影響を及ぼすというわけだ。

暗闇においては隠れることができるプレイヤーの方が有利であるが、そういった局面の殺人鬼をサポートする住人も敵として存在。祖母であるGrandmaや、赤子であるBabyは、プレイヤーに対して直接攻撃をおこなったり、Butcherにプレイヤーの居場所を教えるために大きな声を発したりする。プレイヤーがButcherからの攻撃を受けると、ビデオテープのザッピングのようなエフェクトが発生。乱れたビデオテープを彷彿とさせるエフェクトは、プレイヤーの恐怖心と焦燥感を掻き立ててくれる。


救いようのない状況に陥ったプレイヤーだが、探索を進めていくことで38口径のリボルバーピストルも入手可能とのこと。Butcherに対する有効的な武器となるが、入手自体は困難とされており、隅々まで探索する度胸と知恵が試されることだろう。また、プレイヤーはほかの被害者に出会うこともあるという。被害者たちはプレイヤーの手によって解放することが可能。安全な場所へと移動するように指示を出すこともできるようだ。ただし、Butcherは脱走中の被害者を見つけると、攻撃をしかけてくるので注意が必要だ。

本作において難易度は「Easy」、「Medium」、「Hard」の三段階が存在。難易度が高くなるほど、罠の数も増加し、プレイヤーの助けとなるアイテムも減少するという。80年代のスラッシャーホラー映画の主人公として、Butcherの調理場に並ばないように、恐怖の民家からの脱出を試みてはどうだろうか。


なお、デベロッパーのPuppet Comboは6月24日の発表で、ほかにも4つのタイトルを紹介。70年代を意識したゾンビサバイバル『Night At the Gates of Hell』、ドリルを振り回す殺人鬼から逃げ回る『Power Drill Massacre』、宿泊客を獲物とする卑劣な殺人鬼から逃げ回る『Deadly Night』、イタリアのジャッロ映画に影響を受けたコインランドリーホラー『Bloodwash』があわせて紹介されている。それぞれの作品において、Puppet Comboが得意とするローポリゴンが採用されているため、本作が気になる人はPuppet Comboの他作品もぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

『STAY OUT OF THE HOUSE』はPC(Steam)にて、来月7月に発売予定だ。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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