学園ジュブナイルRPG『カリギュラ2』Steamなどで配信開始。仮想世界から抜け出し、辛い現実へ帰る戦い

ヒストリアは6月23日、『カリギュラ2』PC(Steam/Epic Gamesストア)版を配信開始した。『カリギュラ2』は、理想の仮想世界から辛い現実への帰還を目指す、学園ジュブナイルRPGだ。

ヒストリアは6月23日、『カリギュラ2』PC(Steam/Epic Gamesストア)版を配信開始した。通常価格は税込6500円。6月30日までの期間セールが実施されており、30%オフの税込4550円で購入できる。

『カリギュラ2』は、理想の仮想世界から辛い現実への帰還を目指す、学園ジュブナイルRPGだ。本作の舞台は、謎のバーチャルドール・リグレットが創り出した世界である。仮想世界リドゥでは、過去の後悔や間違った選択など過ちをやり直し、もしもの人生を体感できるという。そんな世界に取り込まれた人間たちは、抱えた後悔や辛い現実を忘れ、仮初の平穏に浸っていた。一方取り込まれた人間の中には、リドゥが偽りの世界であると気づくものたちがいた。現実を知ってしまった主人公たちは、帰宅部を結成。リドゥを破壊しようとするバーチャルドール・キィの力を借り、世界の創造主を相手に現実への帰還を目指す。


主人公を含めた帰宅部のメンバーたちは、現実へ帰ろうと行動を起こしていく。リドゥの秩序を乱す帰宅部に対して、リグレットに楽曲を提供する「オブリガードの楽士」たちが立ちはだかる。彼らには現実に帰りたくない理由があり、争いは避けられないようだ。本作のバトルは、基本的にはコマンドを選択して戦うターン制のシステムとなっている。ただし、本作ではイマジナリィチェインにより、行動選択時に、コマンドが成功した場合の未来が確認できる。未来視を上手く活用することで、味方とコンボを繋いだり、不利な盤面を覆したり、困難な状況にも立ち向かっていく。バトル関連の要素としては、条件を満たすとバフと共にキィの歌声がフィールドをジャックする「フロアージャック」が搭載。行動指針の設定も可能なオートバトルも用意されている。


また帰宅部のメンバーたちは、いずれも凄惨な現実を抱えている。リドゥでの彼らは仮の姿。後悔をやり直したもしもでしかない。キャラクターシナリオでは、そんな彼らの心の奥へ踏み込む。プレイヤーにとって受け入れがたい、目を背けたくなるような状況も待ち構えており、踏み込む際は自己責任となっている。辛い現実や後悔を抱えながら、それでも現実に帰ろうとする帰宅部の戦いが描かれていく。

『カリギュラ2』は、PlayStation 4/Nintendo Switch向けとして2021年6月に発売された。PC版においては、新衣装「楯節学園 旧式服」が先行配信される。同衣装は、リドゥ内でキャラクターたちが通う学園の、今はもう存在しないはずの旧制服。ゲーム内においては、装備画面内の衣装欄を通して、序盤から着替えられるそうだ。「楯節学園 旧式服」は、コンソール版向けにも後日アップデートで配信予定となっている。またコンソール版においては発売をフリューが担当していたが、PC版では開発会社のヒストリアが自らパブリッシングを務めている。

『カリギュラ2』PC(Steam/Epic Gamesストア)版は、通常価格税込6500円で配信中。6月30日までの期間は、30%オフセールにより税込4550円となっている。また各ストアでは、DLCをすべて同梱したComplete Editionも販売中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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