『The Elder Scrolls』2作目ファンリマスター『Daggerfall Unity – GOG Cut』 がGOGにて無料配信開始。クラシックがお手軽にUnityで動く
GOG.comは6月15日、『Daggerfall Unity – GOG Cut』を同サイトにて配信開始した。本作は、『The Elder Scrolls』シリーズの2作目である『The Elder Scrolls II: Daggerfall』を、Unityエンジン上で動作させるファンプロジェクトだ。
『The Elder Scrolls II: Daggerfall(以下、Daggerfall)』は、Bethesda Softworksが1996年、MS-DOS向けにリリースした一人称視点アクションRPG。同作および第1作の『The Elder Scrolls: Arena』は、シリーズ周年記念の折から現在まで、Bethesda Softworks公式サイトで無料配信されている。また、今年4月にはSteamで両作とも無料配信を開始。後にGOG.comでも同様に無料配信されている。傑作シリーズの原点であり、いろいろなプラットフォームで無料入手可能だ。
『Daggerfall Unity』は、『Daggerfall』をUnityエンジンにて再構築するファンプロジェクト。開発者のGavin Clayton氏が中心となり、多数の有志によってオープンソースで開発されている。オリジナル版の体験を尊重しつつ、グラフィックの高精細化などさまざまな面を現代向けにアップデート。遊びやすさも向上させ、さらにはModサポートの拡張なども盛り込む意欲的なプロジェクトだ。
そして『Daggerfall Unity – GOG Cut』は、平たくいえばGOG専用の“『Daggerfall Unity』お手軽パック”である。『Daggerfall Unity』の導入からプレイまでの環境構築には、それなりの手間と知識が必要。一方で、今回のGOG版は多数コミュニティ制作Modも導入済み。環境構築にかかる手間をスキップして、インストールすればすぐに再構築された『Daggerfall』を遊べるわけだ。GOG.comはこのパックの配信にあたり、YouTuberであるGamerZakh氏の協力もあったとしている。こうしたコミュニティ活動が根強いのも、『Daggerfall』の色褪せない魅力ゆえだろう。
『Daggerfall Unity – GOG Cut』は、PC(GOG.com)向けに現在配信中。オリジナル版を未プレイの人も、方は、この機に触れてみてはどうだろうか。