角川ゲームスは6月9日、『メタルマックス ワイルドウエスト(METAL MAX WILD WEST)』の開発中止を発表した。同作は、PlayStation 4/Nintendo Switch向けに2022年の発売を目指して開発されていたが、現在の開発状況を考慮して開発が中止となったそうだ。
『メタルマックス ワイルドウエスト』は、『メタルマックスゼノ リボーン』の数年後の世界を描く、戦車と犬と人間のRPGである。ゲームの舞台や登場キャラクター、世界観やシステムを、『メタルマックスゼノ リボーン』から一新。内容としては、作品のテーマは復興。街を復興する要素があり、身体の一部が機械化した主人公の物語などが展開される予定だった。 制作は角川ゲームスと『メタルドッグス』や『メタルマックスゼノ リボーン』を手がけてきた24Frame。PlayStation 4/Nintendo Switch向けに、2022年とされていた。
※2021年5月に放送された番組。『メタルマックス ワイルドウエスト』については1時間42分40秒頃から
また本作は、元々「メタルマックスゼノ リボーン2(仮称)」として開発が進められていた。2021年5月に放送された「メタルマックス30周年 生誕祭 生放送」によると、2020年時点で開発進捗は40%ほどに達していたという。しかし、2020年9月にPlayStation 4/Nintendo Switch向けに発売された『メタルマックスゼノ リボーン』のプレイヤーからの反応を受けて、企画の仕切り直しが決定。2021年春までにかけて企画の練り直しがおこなわれ、『メタルマックス ワイルドウエスト』として開発が進められていたが、今回開発中止が発表されたわけだ。
プレスリリースによると、本作はシリーズの最新作として、2022年の発売を目指して開発が進められてきたそうだ。しかし、現在の開発状況などを勘案して、開発の中止が決定されたという。プレスリリース内では、具体的な開発中止の理由などには触れられていない。中止の発表と共に、関係者および本作を楽しみに待っていたユーザーに対して、お詫びするとされている。
『メタルマックス』シリーズのポータルサイトには、『メタルマックス ワイルドウエスト』の一部の画像などが掲載されている。また『メタルマックス』の関連作としては、「コードゼロ(仮称)」が構想中とされている