和ホラー『Malice 怨念』Steam向けに正式発表。二人協力プレイも可能なジャパニーズ怪異の世界

デベロッパーのNimbus Gamesは6月8日、『Malice 怨念』を正式発表した。『Malice 怨念』は日本を舞台とした一人称視点のホラーゲームだ。

デベロッパーのNimbus Gamesは6月8日、ホラーゲーム『Malice 怨念』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリース時期は2022年の第3四半期が予定されている。
  

 
『Malice 怨念』は日本を舞台とした一人称視点のホラーゲームだ。2プレイヤーによるCo-opプレイが可能で、プレイヤーの観察力と論理的思考力を駆使しながらゲームを進めることになるという。主人公は、鎌倉にあるという「みりょく寺」を訪ねる。美しい寺院に魅せられる主人公であったが、突如として地面が崩落。古びた寺院がある奇妙な空間へと迷いこんでしまう。 

主人公が迷い込む空間は、提灯によって煌々と照らされる不気味な場所だ。基本的に薄闇に包まれているため、プレイヤーはわずかな照明を頼りに、見通しの悪いなかを探索する恐怖を味わう。この空間にはさまざまな謎のアイテムが存在する。風雅な絵が描かれている扇子や、将棋盤の下に隠されている鉄製の鍵など、あちこちに点在する物を集めて、ヒントを獲得。謎解きに挑むのだ。 
 

 
漢字の書かれたダイヤル錠らしきものを解く仕掛けなど、日本文化を取り入れた謎解きが用意されているのも本作の特徴だ。室内には浮世絵などが飾られているほか、お札も大量に貼られており、ただならぬ雰囲気を漂わせている。また、大量のろうそくやお札に囲まれた人影が映るなど、この世ならざる存在との遭遇も予期させる。どこかから助けを呼ぶ声がするなど、謎の何者かの気配を感じたり、接触したりする機会もあるようだ。 

なおトレイラーでは、一人称視点のプレイヤーのほか、もう一人のプレイヤーがマップをうろつく様子も映し出されている。二人で協力して探索しながら、謎解きのヒントを集めるのだろう。 
 

 
本作の開発を手がけるのは、マレーシアに拠点をおくデベロッパーのNimbus Games。現在複数のホラーゲームと見られる作品を開発しており、『AWAKE』『UMBRA』『ALUMNI』『ENTOMBED』といった名称の作品群を横断的に制作しているようだ。 

『Malice 怨念』は2022年の第3四半期、SteamにてPC向けに発売予定だ。なお本作はitch.ioにてデモ版が配布されていたが、現在は利用できなくなっている。 



※ The English version of this article is available here

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

Articles: 1615