国内の個人ゲーム開発者とらんぽ氏は6月5日、『廃村巡り(Haisonmeguri)』のSteamストアページを公開した。『廃村巡り』は、PC(Steam)向けに夏頃配信予定。ストアページは順次更新され、予告動画などが公開予定とされている。
『廃村巡り』は、とらんぽ氏が開発中の、和風3Dホラーゲームである。本作の舞台は、2000年代の日本の廃村だ。記事執筆時点で、プレイヤーの性別や年齢、廃村を訪れる理由などは明かされていない。公開されているスクリーンショットを見る限りでは、主人公は放置された民家の中や、霧がかった村の中を探索。プレイヤーは、誰もいない廃村を1人歩き回るうちに、何らかの恐怖に見舞われるようだ。とらんぽ氏はストアページやツイートで、本作をウォーキングシミュレーターとも説明している。推察するに、本作では怪異との対決よりも、廃村を歩き回るゲームプレイが重視されているのだろう。民家には、家具やダンボールが残されているが、なぜ住人はいなくなってしまったのか。また、廃村には何が潜んでいるのか。雰囲気のある恐怖体験に期待したいところだ。
本作を開発しているのは、国内の個人ゲーム開発者とらんぽ氏である。過去作としてはSteamにて2021年11月に、2000年代晩夏の日本の田舎町を舞台にしたホラーゲーム『里帰り』をリリース。同作では、会社を辞めて実家に帰ってきた主人公が、入ってはいけない場所へ踏み入り怪現象に遭遇。不気味な夜の田舎の空気感や、誰もいないはずの静まり返った家の中など、田舎の情景や雰囲気が描かれていた。『里帰り』のユーザーレビューは、記事執筆時点で17件中88%の好評を得て、ステータス「好評」となっている。
『廃村巡り』は、PC(Steam)向けにリリース予定。とらんぽ氏のツイートによれば、夏本番までには配信されるようだ。また同氏の前作『里帰り』は、Steamにて税込310円で配信中だ。