初代『ポケモン』のトキワの森を豊かに3D化したファンアートが、世界中のファンを魅了する。ずんぐりとした初期ピカチュウも登場

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初代『ポケットモンスター』におけるエリアである、トキワの森(トキワのもり)を豊かに3D化したゲームプレイ風動画が、世界中のポケモンファンを虜にしているようだ。なお、本稿で紹介する動画はあくまでもファンアートである。制作者も「誤解を避けるため、画像のみの無断転載はお控えください」と注意を促しているため、留意されたい。


『ポケットモンスター 赤・緑』は1996年に、ゲームボーイ向けに発売された、『ポケモン』シリーズの原点となる作品だ。カントー地方を舞台に、マサラタウンから旅に出た主人公の冒険が描かれる。のちに、一部登場ポケモンの入手方法やグラフィックなどが変更された『青』バージョンが発売。さらにそのあと、アニメ版と同じくピカチュウを相棒にして連れ歩ける『ピカチュウ』バージョンが発売された。なお、これらの初代作品は2016年より、ニンテンドー3DS向けにバーチャルコンソールとして販売されている。

初代作品をリメイク・再構築したタイトルも存在する。まず、2004年にはゲームボーイアドバンス向けに、『赤・緑』のリメイクとなる『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』が発売。2018年にはNintendo Switch向けに、『ピカチュウ』バージョンをベースにした『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』が発売されている。後者では、3Dで再構築されたカントー地方を冒険することが可能であった。


以上のように、初代『ポケットモンスター』はこれまで2度にわたってリメイク・再構築されてきた。そして今回は、気合の入ったファンアートとして、初代作品のさらなる3D再現が制作されたようだ。「ポケモン時空の歪み研究員」とするアカウントが、初代作品におけるトキワの森を3D化したゲームプレイ風動画を投稿している。

「時空の歪みによって生まれた」とされる3Dのトキワの森。特筆すべきは、初期作品のイメージを表現したその色づかいだろう。初期作品では、実際のゲーム画面の描画はモノクロだった。しかし、パッケージや「ポケモンカードゲーム」など、初期の公式アートワークでみられたような水彩画風の色づかいは『ポケモン』の“色”の印象として根強いだろう。3Dトキワの森動画では、そうした彩色イメージに沿うような、生き生きとしたトキワの森が描かれている。またピカチュウが、初期作品のような丸々とした体形で再現されている点にも注目したい。ほかにも、「むしとりしょうねん」が勝負をしかけてくる際には、虫かごのなかの小さなモンスターボールが転がるこだわりの表現も。細かい部分まで入念に作り込まれているようだ。

そしてこの渾身のファンアートは、世界中のポケモンファンから大きな反響を呼んでいるようだ。投稿は、本稿執筆時点でおよそ3.8万件のリツイート、および約16万件のいいねを集めている。リプライには、「なんて忠実な3D化なんだ!こんなポケモンゲームが欲しい」「#BringBackThiccachu(太っちょピカチュウを返せ)」といったファンの声が数多く寄せられている。なかには、初代デザインのゴルバットが飛び回る姿を想像してしまうユーザーも。動画でのNintendo Switch風のUIも相まって、ファンの想像力がいっそう掻き立てられているのだろう。


今回の動画は「トキワの森編」ということで、これからもカントー地方の忠実な3D再現が投稿されるのかもしれない。また、制作者である「ポケモン時空の歪み研究員」は過去にも、『ソード・シールド』のポケモンやトレーナーが、NINTENDO 64の『ポケモンスタジアム2』に登場しているかのようなファンアートなどを投稿している。制作者のInstagramアカウントでは「We create FAN ART」としているため、これらの作品は複数人のポケモンファンが結集して制作されている可能性もありそうだ。今後、“ポケモン世界の時空の歪み”は、我々にどのような作品を見せてくれるのだろうか。

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