紙とペンの脱出ゲーム『マドリカ不動産』の続編がSteam/Nintendo Switch向けに開発スタート。進化する謎解き

ギフトテンインダストリは5月19日、『マドリカ不動産』の続編制作を開始したと発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。年内発売を目指しているという。

ギフトテンインダストリは5月19日、『マドリカ不動産』の続編制作を開始したと発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。発売日は未定ながら、年内発売を目指しているという。


前作となる『マドリカ不動産』は、謎解きゲームだ。プレイヤーは、とある町の不動産屋「マドリカ不動産」の新入社員。町にはオバケの住み着いた物件が多く存在しており、マドリカ不動産ではオバケの出ない安全に住める物件を貸し出している。そのためには、あらかじめオバケを退治しなければならない。物件にはマドリカ社長が隠したヒントがあり、それを解読してオバケたちを倒すのがプレイヤーの仕事である。

部屋を見回すと、それぞれの部屋にヒントが書かれている。それぞれのヒントを紙やペンを使ってメモし、謎を解くのだ。公式サイトには、それぞれの間取り図一覧がPDFにて配布されている。ゲーム画面だけでなく、この間取りを見ながら謎を解き明かすのだ。


本作は、ステージは20種類とボリュームこそコンパクトながら、アナログゲームメーカーらしい凝ったゲームデザインが好評を博した。Nintendo World Reportは本作のNintendo Switch版に85点をつけている。ギフトテンインダストリは『マドリカ不動産』発売後に活躍の幅を広げており、音で遊ぶパーティーゲーム『オーディオ・パーティパック』をリリースしたほか、ディライトワークスと共に『紙謎 未来からの想いで』を発売。外国語を学べるカードとアプリを融合させた『コトバハカセ』をリリースしてきた。

制作開始した続編については、グリーンダイスのリアル謎解きゲームブランド・タンブルウィードが開発に参加。間取り図を使ったギミックはそのままに、タンブルウィードのノウハウを活かす、さらなるアイデアを取り入れているそうだ。ステージは前作と同じく20ステージになるという。音楽制作は、前作に引き続き増子津可燦こと増子司氏が担当する。なお、続編開発発表にあわせて、前作『マドリカ不動産』のサウンドを“カセットテープ”に収録したサントラを50個限定で販売するとのことだ(販売ページ)。
【UPDATE 2022/5/19 16:05】
タンブルウィードのノウハウを活かすとしていた箇所について修正

『マドリカ不動産』続編は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに開発中。正式な発表が待たれるところだ。




※ The English version of this article is available here

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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