個人開発者のMark Schramm氏は5月13日、『Mark’s Magnificent Marble Maze』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2022年内のリリースが予定されている。
『Mark’s Magnificent Marble Maze』は、「ビー玉転がし」をテーマにした3Dパズルゲームだ。プレイヤーの前には、木枠で組み上げられた迷路が提示され、その中にビー玉が入っている。プレイヤーは迷路を傾けることで、ビー玉を操作。うまく転がして、ゴールへ導くことを目指す。本作は、リラックスして遊べることを主眼に置いており、プレイヤーのプレッシャーとなる要素が存在しない。時間制限を示すタイマーは用意されておらず、タイムやスコアを競うリーダーボードも存在しないのだ。
ステージとしては200種類の迷路を収録。リラックスして遊べるものから、やや工夫がいるものもあるそうだ。たとえば、迷路に落とし穴が存在するステージでは、慎重な玉運びが求められるだろう。また、障害となるくぼみがある迷路では、まず小さいビー玉をくぼみに落として塞ぐことで、メインのビー玉をゴールへ導く必要がある。さらには複数のビー玉をゴールさせなくてはならないステージもあるようで、巧みなコントロール技術が必要とされる場面もあるようだ。ビー玉をジャンプさせるギミックもあるなど、プレイヤーを飽きさせないつくりを感じさせる。
さらに、迷路を取り囲む周囲の環境にも注目。間接照明の灯ったムーディな部屋や、広い空と水平線を見渡せる水辺の一室、しんしんと雪の降りしきるなかでの温かい部屋など、居心地のよい空間が表現されている。それぞれの環境に合った雰囲気のある効果音などにも耳を傾けたい。
さらに、バックグラウンドで流れる音楽も多彩なジャンルを用意。Lo-Fiやピアノバラード、フォークや落ち着いたエレクトロニカなどがプレイヤーを耳から癒やしてくれる。効果音にもこだわり抜かれており、ボールを転がしたりぶつけたりするときの音はASMRレベルのクオリティだそうだ。なお本作には「Zen Mode」なるモードが搭載されている。プレイヤーのこれまでの進捗を振り返って再生することで、スクリーンセイバーとしても活用できるとのこと。
『Mark’s Magnificent Marble Maze』の開発を手がけるのは、個人開発者のMark Schramm氏。VRを専門とする開発者で、『SUPERHOT VR』にてリードVRデベロッパーとして参加した経験があるそうだ。現在はVRパズルゲーム『Gravity Lab』も開発している。同氏は自身のTwitterアカウントで積極的に『Mark’s Magnificent Marble Maze』のプレイ映像を公開。とくにSteam Deckで遊んでいる様子などを数多くアップロードしており、本作が同機に向けて最適化されていることが分かる。
『Mark’s Magnificent Marble Maze』はPC(Steam)向けに2022年内発売予定だ。