幼児退行対戦ゲーム『ドロボー幼稚園』Nintendo Switch版は5月26日発売へ。大人をやめてナデナデしあおう


ソノリテは5月12日、『ドロボー幼稚園』のNintendo Switch版を5月26日に発売すると発表した。価格は1730円。本作は5月5日の発売を目標としていたものの、やや先延ばしとなって発売日が確定したかたちだ。

『ドロボー幼稚園』は、オンライン対戦ゲームだ。本作のルールはシンプル。アイテムを集めた数をプレイヤー同士で競うのだ。 プレイヤーは魔法の粘土でできた妖精ドロボーとなり、ステージに散らばったクレヨンやブロックなどのおたからと呼ばれるアイテムを集めていく。プレイヤーたちはチームの仲間と協力しあいながら、制限時間内にできるだけ多くのおたからを収集するのだ。


本作は「大人が三歳児になれるオンラインゲーム」とのコンセプトを掲げており、プレイヤーを童心に帰すコミュニケーション要素も盛り込んでいる。本作には「おす」「なでる」といった操作が用意されており、ほかのプレイヤーをお邪魔したり、優しく慰めたりできるわけだ。また、泣いているプレイヤーを慰めることでポイントが入るなど、コミュニケーションも試合に重要となってくる。ほかには、ドロボーたちがかぶるぼうしを変化させるといったコスメティック要素も存在。ステージからキャラクターまでかわいらしいデザインが一貫しており、ユニークなゲームに仕上がっている。

本作は昨年12月にSteamにてリリースされた。開発元はその後、ユーザー要望もあったNintendo Switch版の開発に着手しクラウドファンディングを開始。目標額の30万円を集め、こどもの日である5月5日のNintendo Switch版リリースを目標として開発を進めていた。しかし、4月末にはリリース延期が発表。理由としては、開発元のゲーム開発の経験不足があったそうだ。そして今回、改めてリリース準備が整い、5月26日の発売が伝えられたわけだ。開発元は発表のなかで延期について謝罪しつつ、「(発売日は)こどもの日ではありませんが、ぜひとも皆様、童心にかえってドロボーちゃんたちと Switch で遊んであげていただけますと幸いです」と伝えている。


本作開発元unCompany Gamesは、株式会社ソノリテの自称「弱小部署」である。同社はBtoB事業をメインとしたIT企業であり、本作は7名の社員たちにより同社の片隅で開発が進められている。ゲーム開発経験の浅いなか、志を同じくする少数スタッフにて、童心に帰れる作品を目指し開発に励んでいるわけだ。

『ドロボー幼稚園』は、Nintendo Switch向けに5月26日発売予定。Steam向けには現在配信中。一部機能が制限された無料版も配信されている。