電流パズルアクション『ElecHead』Nintendo Switch版発表、今夏リースへ。世界に希望の光を灯す、高評価作品

国内の個人開発者である生高橋氏は5月11日、『ElecHead』Nintendo Switch版を正式発表した。2022年夏にリリース予定。

国内の個人開発者である生高橋氏は5月11日、『ElecHead』Nintendo Switch版を正式発表した。2022年夏にリリース予定。なお本情報は、任天堂による情報番組「Indie World 2022.5.11」内にて発表されたものだ。

※PC版リリース時のトレーラー

『ElecHead』は、電流を活用して世界に光を取り戻す、2Dパズルアクションゲームだ。本作の主人公Elecは、漏電している2足歩行のロボットである。プレイヤーはElecを操作し、闇に包まれた世界のとある施設内を探索。希望の光を灯そうと、仕掛けられたギミックを突破して施設の奥へと進むことになる。


Elecとプレイヤーが探索する施設には、電流によって作動する仕掛けが待ち構えている。たとえば電流を流すと足場が動いたり、半透明な足場を渡れるようになったり、豆電球から電気が放出されたりといった具合だ。ただしElecは漏電してしまっているため、足場や壁に触れているだけで自動的に電気が流れ、仕掛けが勝手に作動してしまう。つまりは、触れている場所に電気が流れてしまうという性質を上手く利用して、ギミックに立ち向かうわけである。施設内を進んでいくと、電流の発生源である頭を投げるアクションも登場。電流の流れる仕組みはシンプルでありながら、ひらめきとアクションでギミックを解き明かす、頭を使うパズルが展開されていく。


本作を手がけたのは、国内の個人開発者である生高橋氏だ。過去作としては、60秒間で星を食べて成長するアクション『食い太陽』を配信しているほか、風船になってぶつかりあう対戦アクション『Battlloon』の開発に参加。本作『ElecHead』のプロトタイプ版では「日本ゲーム大賞 2016 アマチュア部門」で優秀賞に選出されるなど、学生時代から多数の賞を獲得してきた。

本作では、2021年10月にPC版がリリース。記事執筆時点でSteamでは、405件のユーザーレビューのうち97%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。見るだけでわかるシンプルなルールや気持ちよく解けるように調整されたレベルデザイン、小粒ながらよくまとまった内容などが評価されているようだ。

『ElecHead』Nintendo Switch版は2022年夏に配信開始予定。PC(Steam/itch.io/GOG.com)版は、現在配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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