海底清掃まったりシム『Loddlenaut』正式発表。不思議カワイイ水生生物とふれあいながら海をキレイに
デベロッパーのMoon Lagoonは5月4日、『Loddlenaut』を正式発表した。対応プラットフォームはPC/Mac(Steam/itch.io)。将来的にNintendo Switch版も検討されているという。2022年Q4に正式リリース予定とされている。
『Loddlenaut』は、オープンワールドで表現された海底を生きる、ゆったりしたサバイバルアドベンチャーだ。プレイヤーは惑星間をまたにかける用務員。今回の現場は、資源が枯渇した海洋惑星GUP-14だ。かつては大企業GUPPIが拠点を置いていたが、現在は打ち捨てられている。水は濁り、オイルが流出し、ガラクタが散らばるこの星で、地道に清掃活動を続けていくのだ。プレイヤーはバブルガンを使うことで、散らばったごみを集めたり、ドロドロを洗い落としたりすることができる。こうして片付けを続けているうちに、大企業の謎めいた過去についても明らかになるかもしれない。
ただし、プレイヤーが海底で活動を続けるためには、酸素の供給を確保することも重要だ。海底にはチャージリングが設置されており、このなかを通ることで酸素を手に入れることが可能。清掃に夢中になる合間にも、こうしたエネルギー確保を忘れないようにしよう。
プレイヤーがごみを拾い集めると、リサイクルボットに投入することで装備をアップグレードすることができる。バブルガンやジェットパック、酸素タンクなどを改良することで、より海の深くまで探索ができるようになるのだ。また拠点では集めたガラクタを使うことで、リサイクルボットやチャージリング、そして後述するloddlesの保育器などをアップグレードすることができる。
プレイヤーがGUP-14を探索していると、原生生物のloddlesに出会うことがある。loddlesはウーパールーパーに似た生き物で、友好的で好奇心旺盛だ。loddlesと絆を結ぶことで、拠点の安全な場所へ連れ帰ることが可能。ヘルメットのライトをモールス信号のように点滅させることでコミュニケーションし、ペットにすることができる。
loddlesは食べるものによって異なる成長を見せる。たとえばサンゴの木からとれるフルーツを食べさせると、えらが伸び、汚染された環境への耐性を獲得。あるいはチューブ状のサンゴからとれたフルーツを与えると、周囲の水を浄化する能力を獲得するのだ。希少なフルーツを与えるほど、loddlesは独自の特徴と能力を獲得し、汚染された星で生きながらえる力を得ていく。loddlesが十分に育ち、水がきれいになったら、野生へと帰してあげよう。そのうち、loddlesが残した卵を育てることができるかもしれない。
海底にはさまざまなバイオームが存在する。たとえば浅瀬に位置するRipple Reefは、明るいサンゴ礁が広がっており、拠点を建てるのにぴったりだ。一方、Flotsam Flatsと呼ばれるエリアは、かつて巨大な海中の花で知られていたものの、今では散乱した貨物箱に埋めつくされている。さらに海のより深くへ潜っていくと、奇妙な植生や奇岩が待ち受けるMetzi Trenchというエリアも存在するようだ。
『Loddlenaut』はPC/Mac(Steam/itch.io)向けに、2022年Q4正式リリース予定だ。本作は現在Kickstarterを実施しており、すでに目標額を超えて5万3744米ドル(約700万円)を集めている。