Epic Gamesストアにて『Just Die Already』『Paradigm』無料配布中。おバカでシュールな高評価ゲームが2本立て

 

Epic Gamesは4月29日、Epic Gamesストアにて『Just Die Already』、および『Paradigm』の無料配布を開始した。無料配布期間は、日本時間で5月6日0時まで。期間中にライブラリに追加しておけば、期間終了後も引き続きプレイ可能となる。定価は『Just Die Already』が1520円、『Paradigm』が1580円。なお、『Just Die Already』については、日本語表示に対応している。


『Just Die Already』は2021年にリリースされた、老人たちが暴れまくる箱庭ゲームだ。開発元であるDoubleMooseは、『Goat Simulator』を手がけたスタッフが設立したスタジオ。おバカなヤギシミュレーターとして名を馳せた同タイトルと同じく、本作も怒涛のおバカ要素が盛り込まれたゲームになっている。2021年の作品が早くも無料配布ということで、入手できるのは貴重な機会だ。

本作のプレイヤーキャラクターは、老人だ。子供がいなくなった近未来の世界、若者たちは労働よりもテレビゲームを優先するようになり、年金が支払われなくなってしまった。さらに悪いことに、あなたは老人ホームを追放されてしまった。余生を生き抜くためには、退職手当を受給するための退職チケットを稼ぐしかない。危険なチャレンジに挑み、世界を冒険しよう。


年を取って体がきしみ始めたあなたは、何をされても体がボキボキに折れてしまう。階段を下りるなんてもってのほかだ。だが、幸いこちらもあらゆるものをボキボキに砕くことができる。今こそ、「さっさとくたばれ(Just Die Already)」と罵られてきた、おじいちゃんやおばあちゃんたちの気持ちを理解するときだ。世の中への恨みを発散しよう。

プレイヤーが探索できる箱庭ステージには、多種多様なオブジェクトとアクションが用意されている。トランポリン、トロンボーン、ジェットパック、花火、バズーカ、はては巨大なサケまで登場する。もちろん、これらは誰かを攻撃するのに利用可能だ。年金を支払わない恩知らずたちに、あらゆる手段で礼儀を叩きこんでやろう。ちなみに、攻撃されたNPCは年齢に応じて、さまざまな反応を見せてくれる。誰かが傷つくのを手を叩いて笑う者もいれば、怯えて逃げ出す者もいる。


本作には、退職チケットを稼ぐための、危険な、あるいは奇天烈なチャレンジも用意されている。「自分自身をカタパルトで飛ばして、誰かに命中させられるか」といった、日ごろの疑問を解決してみよう。本作のカオスなゲームプレイには、我々の常識は通用しない。

自分の頭をもぎとって、誰かをシバくことも可能。異常な生命力を誇る主人公は、骨がむきだしになろうが胴体だけになろうがおかまいなしである。体力を失って死んでしまっても、ゴミ箱にてリスポーンできるので心配無用だ。

オンラインマルチプレイでは、最大4人のおじいちゃんおばあちゃんたちでプレイできる。一致団結してチャレンジをクリアするのはもちろんのこと、大暴れしてフレンドの体をバラバラにしてもいい。また、無料アップデートにて追加されたPvPモードも存在。4つのアリーナ、およびカスタマイズ可能なゲームモードが用意されている。お互いの肢体をもぎとり、地上最強の老人を目指すのだ。


一方、『Paradigm』は2017年にリリースされた、ポイント&クリック型のアドベンチャーゲームだ。舞台は核戦争後の世界。遺伝子操作によって生まれた奇妙なミュータント人間たちが、シュールで笑えるやりとりを繰り広げる(関連記事)。残念ながら日本語表示には対応していないものの、尖った魅力のあるゲームとなっている。


カオスなゲームが2本立てとなる今回の配布作品は、どちらもSteamユーザーレビューにおいて高い評価を得ているタイトルだ。『Just Die Already』は、82%のユーザーが好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。『Paradigm』は、96%のユーザーが好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得している。気になる人はぜひこれらのおバカ作品をプレイして、ゴールデンウィークの始まりを笑いで彩ってはいかがだろうか。

Just Die Already』および『Paradigm』は、5月6日0時までEpic Gamesストアにて無料配布中だ。なお、次回の無料配布では、人気ボードゲームのデジタル化作品『Terraforming Mars』が配信される予定だ。