Nintendo Switch新作ゲーム、空前のリリースラッシュ発生。ダウンロードタイトルの1日の配信本数が史上最高に

任天堂のニンテンドーeショップにて4月28日、Nintendo Switch向けタイトルの空前のリリースラッシュが発生したようだ。この日に配信開始されたタイトル数は、なんと55本にものぼる。

任天堂のニンテンドーeショップにて4月28日、Nintendo Switch向けタイトルの空前のリリースラッシュが発生したようだ。この日に配信開始されたタイトル数は、なんと55本にものぼる。筆者が確認した限りにおいては、1日のリリース数としてはこれまでの最高記録となる。またニンテンドーeショップを毎日観測するTwitterユーザーnaruki氏に尋ねたところ、55本が過去最高であるという旨のコメントをもらっている。


上に掲載したストアのスクリーンショットが、本日4月28日に配信されたタイトルの全景である。たとえばゾンビシューター『Zombie Army 4: Dead War』や、虫&お菓子な生物が暮らす島でのアドベンチャー『Bugsnax』、セガサターンからの移植となるシューティング『レイヤーセクション & ギャラクティックアタック Sトリビュート』、東洋風の不思議な街を探索する『黄昏ニ眠ル街』、恐竜テーマパーク運営シム『Parkasaurus』、サイボーグ少女の探索型アクション『トランシルビィ』、メタコメディ美少女ノベル『――ッ違う!!!+』などがある。

合わせて55タイトルが、この日に一斉に配信された。1社が2〜3タイトルを同時リリースしている例もあるが、全体としてはごく一部。特定のパブリッシャーによって数字が押し上げられたわけではない。単純に、各社が発売するゲームの数が猛烈に多いのである。ちょうどゴールデンウィークの直前というタイミングであるため、連休に遊んでもらうために、国内外のパブリッシャーが駆け込みで殺到したのかもしれない。


今回配信されたタイトルにて注目したいのは、対象年齢区分を示すレーティングだ。55タイトルのうち、日本のCEROにて審査を受けて配信されたのはわずか15タイトルで、残る40タイトルは海外のIARCレーティングが使用されている。IARCは、CEROとは異なり無料で審査を受けられ、さらに一度の審査で複数の地域のレーティングに変換されることなどが特徴。国内ニンテンドーeショップでは、2020年9月より導入された(関連記事)。

導入以前は、1日の配信数は多くても20タイトル前後だったが、導入以後には明らかに増加。30本、40本と配信される日も珍しくなくなってきている。そうしたなかで、ついに55本にまで登りつめた格好だ。

特に、海外のインディーゲームやシンプルなコンセプトの作品が、IARCレーティングを使用して日本で配信されるケースが増えており、これが配信数の増加の大きな要因となっていることがうかがえる。今回も、実に多様なジャンルの作品がリリースされた。配信数がこうも膨大になると、ストアを閲覧するのも一苦労となる側面もあるが、連休に向けて遊ぶゲームを物色してみてはいかがだろうか。



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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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