『ポケモン』開発元ゲームフリークが選択式の“週休3日制”を導入。子持ち/介護家族持ち社員が対象、ただ給与は少し下がる

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ゲーム会社のゲームフリークは4月26日、選択式週休3日制を2022年4月より導入したと発表した。土・日曜日に加えて1週あたり1日の休暇を追加取得できる制度だ。対象は小学生以下の子を養育している、もしくは家族の介護・看護が必要な正社員が対象となる。

ゲームフリークは、東京に拠点を置くゲーム会社だ。田尻智氏が1989年に設立した会社で、『ポケットモンスター』シリーズの開発元として名を馳せる。小規模チームによる自社オリジナル作品なども手がけており、近年では『ソリティ馬』『GIGA WRECKER』『リトルタウンヒーロー』といったゲームも生み出してきた。


そんなゲームフリークは、このたび選択式週休3日制を導入するという。対象となるのは、「小学生以下の子を養育する正社員」および「家族の介護や看護をする正社員」。この制度を利用する対象者は、平日の1日を休日として社員自身が選択し、休みをとることができるという。開始日は毎月1日、終了日は月末とする1か月単位で利用可能とのこと。

利用者は1週間のうち4日労働するということで、所定労働時間は週32時間となる。給与はそれにあわせて変化するようで、通常の週休2日制と比較して基本給・賞与は8割支給となるそうだ。既存の働き方から切り替えた場合は2割減となる。ゲームフリークは、子供の夏休み期間や、一時的な介護・看護など社員の事情に合わせて活用できるとしている。労働時間が減ることにより給与も減るが、選択式である以上は、そうした働き方を求める人々にとってはよいオプションになるだろう。

ゲームフリークは、『ポケットモンスター』シリーズに深く携わっていることもあり、会社の経営基盤が安定している。受託メインの開発会社としては待遇も厚いとされており、たとえばゲームフリークのリクルートサイトを見ると、年収モデルは通常スタッフが~約850万円、リーダーが~約1500万円、セクションリーダーが~約1800万円、ディレクターが~約2300万円となっており高水準。特に高い年収を得ているのはリーダー以上であるが、それでもインパクトのある数字だ。

そのほか、ゲームフリークは福利厚生についても力を入れている。これまでにも時差出勤制度、1時間単位で取得可能な有給休暇制度、在宅勤務制度を設けてきた。産休/育休後の復帰率は100%。今回の選択式週休3日制についても、そうした待遇や福利厚生のサポートの延長線にありそうだ。なによりも、安定した経営基盤が、そのゆとりをもたらしているだろう。




※ The English version of this article is available here

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