スクウェア・エニックスは4月21日、オンラインアクションRPG『BABYLON’S FALL(バビロンズフォール)』の最新情報を届ける公式生放送の第7回を放送した。
本作は、スクウェア・エニックスとプラチナゲームズの共同開発による、アクションRPGだ。ゲームプレイにはハック&スラッシュ要素が採用されており、最大4人での協力プレイが可能となっている。プレイヤーは、選ばれし者に特別な力を与える特殊な装具「機棺(ギデオンコフィン)」を背負わされた捕囚「哨士(センチネル)」となり、巨塔バビロンでのクエストに挑み、戦利品を得ては装備を充実させていく。
今回の公式生放送では、来週4月26日に配信予定のVer.1.1.1アップデートについての説明がおこなわれた。同バージョンは小規模アップデートとして位置づけられているものの、さまざまな追加コンテンツが用意されているようだ。なお、番組冒頭では、生放送恒例のアイテム配布シリアルコードも公開されている。シリアルコードは、プレイヤーズサイトであるHanging Gardenにて利用可能だ。
キャンペーンクエストには、新たなストーリーチャプター「月影の幽輪(イクシオン)・後編」が追加され、「バビロン塔:封鎖区域」には新たな階層が登場するという。また、各種クエストにも新規要素が追加される。装備や素材収集に適したスカーミッシュには、新たなクエストとインファマスエネミー(クエスト内に低確率で出現する強敵)が登場。強大なボスとの戦闘を楽しめるデュエルには、新たなボスとしてエルピスが登場するという。
ギミック性の高い高難度コンテンツであるガントレットには、新たなクエストして血の嵐作戦が追加される。今回のギミックは、爆弾ではないということなので安心してほしい。また、デュエルとガントレットの新クエストでは、クリア回数およびクリアタイムを競うランキングも開催される。ランキングではいつもどおり、上位に入賞することで、プレイヤーバナーやエンブレムといった装飾アイテムを獲得可能だ。そのほか、装備品にも新たな武器・防具・アクセサリーが登場するほか、新しい追加効果も実装される予定だ。
また、配信日である4月26日からは期間限定イベントとして、ゴールデンウィークにちなんだ「黄金祭」が開催される。同イベントでは効率的なコンク稼ぎが可能となるようだ。さらに、5月17日からはガラズ(有償通貨)ショップのラインナップが更新されるほか、BP(バトルパスポイント)アップキャンペーンが実施予定だ。シーズン終了直前に、バトルパス進行のラストスパートを効率よくおこなえることだろう。なお、ガラズショップのラインナップは、ギデオンコフィンボイス以外は一新されるため、欲しいアイテムは5月17日までに忘れずに購入しておこう。
そのほか、Ver.1.1.1アップデートでは不具合の修正もおこわれる。アップデートについてのさらなる詳細が確認できるパッチノートは、Hanging Gardenにて後日公開される予定だ。
今回の放送では、デュエルに新たに登場するボスであるエルピスとの戦闘が、開発陣による実機プレイで披露された。エルピス戦ではボス本体だけでなく、髑髏のような姿のエルピス現実態も相手にすることになる。エルピス現実態は雷をまとうことで、麻痺の状態異常を付与する強力な魔弾をまき散らしてくる。アクセサリーなどのスキルで雷や麻痺への耐性を高めてから戦うといいだろう。
生放送の後半では、今後のフィードバックアップデートについての詳細が明かされた。まずはシーズン2の開幕となる5月末に配信予定の、次回大型アップデートVer.1.2.0で修正予定の項目について。以前おこなわれたユーザーアンケートをもとに、グラフィックの改善が実施される。キャラクターの描画が修正されるほか、ステージの視認性が向上するようだ。
ランタンおよびバリアボールや滑る床など、ギミックの評判が芳しくなかったことを受けて、既存コンテンツも含めてギミックは大幅に減らしていく予定であるとのこと。そのほか、Ver.1.2.0アップデートで反映予定の、フィードバックアップデート項目についての詳細は以下のとおり。
グラフィックの改修
・キャラクターの描画を修正
― 今後もさらなる改善を模索
・焔山廻廊の溶岩洞窟や山脈部など、視認性の悪いエリアを修正
― 優先度の高いところから着手して、今後も修正を続ける
・油彩タッチのようなエフェクトが全面的に撤廃
武器バランス
・クリティカル率のアッパー調整
― ハンマーなどの手数の少ない武器が不利にならないように調整されるとのこと
クエスト
・クエスト報酬のパワー上限が最大まで引き上げられ、過去のコンテンツからも最新武器種がドロップするように
― 新規プレイヤーのお手伝いにメリットを持たせるための変更
― 体験版でプレイする範囲のキャンペーンクエストなどは除く
・素材がカンストしてもクエストに出発できるように修正
・既存コンテンツも含めギミックを大幅に減らす
― シージの攻囲戦やガントレットなど、ギミックをテーマとしたステージでは一部残される予定
シーズンミッション
・ウォーロード300体討伐を、デュエル50回クリアに変更
その他
・ロックオン機能が一部カスタム可能に
・Verseリザルト画面が調整され、プレイヤー間のコミュニケーションが取りやすくなるように
また、そのほかのフィードバックにもとづく、今後のアップデート方針についても解説されていた。詳細は以下のとおり。
インターフェース
・追加効果の性能がより把握しやすくなるようなUIの追加
・コンボ数を確認できるようなHUDの改修
・不要な装備の整理を容易にするため、UIおよびUXを改善
ゲームバランス
・装備や追加効果の使いどころを際立たせ、よりビルドの幅を出していく
― 過剰なインフレを防ぐため、追加効果の重複制限は撤廃しない
・武器バランスは、アクションの使い勝手を含め、改修の検討を続ける
・ガットワークをアクションのなかに組み込みやすくなるよう調整
・極めたビルドで挑みたくなるような、新たな腕試しコンテンツを検討
・ゲーム内で説明されていない要素については、順次Hanging Gardenでガイド記事を掲載していく
・時間と素材をつぎ込んだ装備を無駄にしたくないという声を受け止めつつ、自然と新しい装備を試したくなるゲームデザインを目指す
クエストマッチング
・マッチングしやすくなるように、クエスト構成やマッチングルールの改修
・クイックマッチのデイリーミッションがクリアしやすいような改修を検討
ランキング
・公平になるように、状況を見つつレギュレーションを検討
・デュエルでの、クエストロードから時間がカウントされている問題への対応
課金要素
・ギデオンコフィンボイスがなくとも見つけやすくなるよう、ヒドゥンポケット(ステージ内の隠し宝箱)の音を調整
・ガラズミッションでは、ゲームバランスに大きく影響を与える報酬は設定しない方針
※ガラズミッションは達成要素に応じて、限定アイテムを含めてさまざまなアイテムを獲得できる有償販売のミッション
フィードバック
・Ver.1.2.0以降で多数のフィードバックを反映していく
・Discordのフィードバックは優先度を分類しつつ自動集計し、毎日チェックがおこなわれている
アップデートとメンテナンス
・大規模な修正をおこなうクライアントアップデートは3か月に1度おこなわれる
・軽微な不具合についてはサーバーアップデートにて逐次修正
なお、クエスト受注後などのタイミングで「Connecting」と画面中央に表示されつづけ、ゲームの再起動が必要になる問題については、根本的な原因が特定できていないようだ。そのため、今後もユーザーからの情報提供を募りつつ、さらなる原因究明に努めるとのことだ。Hanging Gardenにて、情報提供フォームが用意されている。
各種追加コンテンツが実装される『バビロンズフォール』最新アップデートVer.1.1.1は、4月26日に配信予定だ。なお、本作では現在、『NieR Automata』コラボイベントが開催中。期間は4月26日のメンテナンス開始までということなので、気になる人は忘れずに遊んでおこう。あわせて開催中の、「クル」ドロップアップキャンペーンおよび「刻の嵐作戦Ⅱ」ランキングについても、同じくメンテナンス開始とともに終了する。デュエル「決闘クル頂/天」の報酬獲得数アップや、ガントレット「刻の嵐作戦Ⅱ」のランキング上位入賞を狙うのであれば、余裕をもってプレイしておこう。
『BABYLON’S FALL(バビロンズフォール)』はPC(Steam)および、PS4/PS5に向けて発売中だ。現在、ダウンロード版は30%オフセールが実施中。Steam版は4月28日2時00分まで、PS版は4月27日11時59分までとなっている。