Xboxゲームパブリッシング部門が日本チームを拡大。国内メーカーと提携したゲーム開発を促進か
マイクロソフトのXbox Game Studios Publishing担当シニアプロデューサーMatt Smith氏は4月20日、日本における同氏のチームを拡大させるとし、複数の職種について人材を募集していることを明らかにした。
Xbox Game Studios Publishingは、世界中のデベロッパーと提携して、Xboxエコシステム向けゲーム開発を支援し、また販売を担当する部門だ。Asobo Studioが手がけた『Microsoft Flight Simulator』や、DONTNOD Entertainmentの『Tell Me Why』、Moon Studiosの『オリとくらやみの森』などが実績として挙げられる。また今年3月には、Valveなどで活躍したKim Swift氏が率いるクラウドネイティブゲーム部門が新設され注目された。
Matt Smith氏は、日本を拠点にPopCap GamesやEAにてプロデューサーを務めてきた人物。2019年にマイクロソフトに移籍し、パートナーとなるデベロッパーのサポートをおこなっている。今回同氏は、Xbox Game Studios Publishingがついに日本でもスタッフの募集を開始したとし、革新的なゲームの開発をしっかり支援したい方や、最新技術を使って今までに作られていない新しい体験の製作に携わりたい方は、ぜひチェックしてほしいとコメントしている。
具体的な募集職種としては、シニアテクニカルプロデューサー・シニアソフトウェアエンジニア・ソフトウェアエンジニア・シニアゲームビルドエンジニアが挙げられている。勤務地はいずれも東京都内。シニアテクニカルプロデューサーは、開発におけるスケジュール管理などをおこないながら、社内の技術チームと開発パートナーとの関係構築を担う。そのほかの職種では、XboxやWindowsまたXboxネットワークやAzureのエキスパートとして、開発パートナーへの技術サポートをおこなうことになるようだ。ソフトウェアエンジニアには、Unreal Engineでの開発経験も求めている。
Xbox Game Studios Publishingが日本で技術スタッフを募集するということは、日本のデベロッパーと協力しておこなう新作ゲーム開発を、今後強化していく考えがマイクロソフトにあるものと受け止められる。Matt Smith氏のチームは、トップクラスのデベロッパーと革新的なゲームを手がけているという。この取り組みが実を結び、どのような日本のゲームがXboxやPC向けにリリースされることになるのか注目される。Smith氏のツイートに対しても、期待を寄せるコメントが多数寄せられているようだ。
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